今日はこれから弟の結婚式である。
夕べはススキノで、親族だけの飲み会を開いた。
したところ、親戚のおばさんから僕ら夫婦にお祝いをいただいた。
僕らは2年前に結婚したが、おばさんを招待しておらず、お祝いもいただいていなかったのである。
不義理をした。
ススキノの路上で例の
「いやいやそんな」
「いいからいいから」
を繰り返す。
2,3回も繰り返して
「じゃあ」
ってんでご祝儀袋を懐へ入れようとしたら、脇から妻の熊子が
「いやいやそんな」
としゃしゃり出てきた。
僕の
「いやいやそんな」
は尋常な
「いやいやそんな」
だったが、熊子のはもう少し気合の入った
「いやいやそんな」
で、彼女の本気度を測りかね、事の行く末を案じたが、熊子も2,3回繰り返して
「じゃあ」
ってんで僕の懐にご祝儀袋を押し込んだ。
帰宅して2人でご祝儀袋を開けたところ……
か……から。
よくある話とは聞いていたが……。
2年前に挙式したときは、こんなケースは一つもなかった。
ここに来てピンポイントで空のご祝儀袋をもらうことになるとは想定外であった。
父に相談すると、親戚のおばさんに伝えた方が良いとのこと。
ただ、ここで当然想定されるのは、入れた入れないの押し問答に発展することである。
それは、厭だなぁ。
しかし、お祝い返しのこともあるし、やはり正直に伝えざるを得ない。
困ったことだ。

