生兵法は大怪我のもとという。



生半可な知識や技術で事を処理しようとすると、かえって大失敗を招くという意味である。



あらかじめ最低限の施設が用意されている初級編に頼っていては一流都市を建設することは叶わないなどと嘯いて、原野を開墾するように一から都市を建設し始めた自分だが、放漫財政や危機管理能力の欠如によって、発展道半ばの都市を廃墟にしてしまった。


市長として猛省すべきだろう。


というわけで急遽、記者会見を開き、市民の皆様に謝罪した上で辞任した。


初級編から出直すことにしたのである。


住民生活に必要な電力、水道、道路などの社会資本があらかじめ整備されていて、円滑に都市建設をスタートさせることが出来た。


標準で配置されていたアドバイザーも更迭し、財政のプロを自任する人物を新たに登用した。


大学や野球場などの大規模施設を建設しようとするたびにいちいち「ムダだよ」「意味ないよ」などと指摘されるのが癇に障るが、さすがは財政のプロというだけあって、規律を緩めることなく徐々に都市を発展させることが出来た。


今、DSを脇に置いてブログを書いているが、宅地にみるみる住居が張り付いていく様は見ていて感動的である。


以前は火災が発生するたびにアドバイザーの助言に従って消防署を設置していたが、放置していても特段問題がないことが分かり、燃えるに任せることにした。


火事によって死傷者が出たかも分からないが、そのたびに合掌して「都市発展の礎となって下さい」と鎮魂したので非難されることはないだろう。


途中、何度か暴動が発生したが、ただちに軍隊を派遣して鎮圧した(このゲームには軍隊を派遣する機能はありません。あくまで僕の想像というか意志です)。


こんなことなら初めから初級編をやっておけば良かった。


人口数百人から始まったが、現在は5万人の中規模都市に成長。


財政にも余裕が出てきたので、区画ごとに学校や病院を整備して住民生活の安定を図っている。


おや、また暴動だ。


住民生活を不安と混乱に突き落とす馬鹿者たちを許すわけにはいかない。


ただちに重装備した軍隊を派遣し、暴徒を蹴散らす。


「たびたび発生する火災を何とかしてください」と書かれたプラカードが一瞬目に入ったが、一顧だにすることなく鎮圧した。


アドバイザーから「あなたの市政運営は間違っている」と厳しく指弾されたが、ただちに更迭しイエスマンを登用した。


半年後、都市は再び廃墟と化した。


うくく。