ゲームって面白いですね。


すっかり「シムシティ」にはまってしまった。


知らない人もいるかもしれんので簡単にご説明すると、プレイヤーが市長になって都市を作るゲームね。


昨夜熊子からDSを借りて、一流都市「ばってん市」を作るべくゲームを始めたのだが、これが面白いの何のって。


あらかじめ最低限の施設が整備されている初級も用意されているが、そんなものに頼っていては一流都市を作ることは叶わないだろう


というわけで原野を開墾するように一から都市を建設し始めたが、市民におもねるように博物館や野球場などのハコモノばかり造っていたら、住民が喜んで人口が順調に増加したまでは良かったが、その後たちまち財政状況が悪化した。


そこでハコモノ整備は少し抑制して、財政の好転を期待したが、過去に整備した維持費がかさみにかさんで好転するどころかますます逼迫した。


くぬう……。


そうですか、分かりました、分かりましたよ、こうなったら、ヒヒヒ住民税を上げるしかない。


というわけで7%などという手ぬるい住民税をマックスの22%まで一気に引き上げた。


すると住民がみるみるうちに逃げ出して、そのためにせっかく引き上げた住民税を支払う人がめっきり減って財政は一層窮迫した。


うくく……。


くそっ、何だ、お前ら住民どもが良かれと思ってこれまで散々ハコモノを整備してやったのに、たかだが住民税を引き上げたくらいで逃げ出すとは恩を仇で返す気か、この裏切り者、人でなし、売国奴、山師、寝業師、人非人!


すっかり頭に血が上ってゲーム機をソファに投げつけて絶叫、半裸になって手近にあった灰皿、ほうじ茶を床にぶちまけただけでは怒りが収まらず、冷蔵庫から苺ジャム、なめたけ、おたふくソースなどを手当たり次第に取り出しては中身を頭に降り掛け、雄叫びを上げながら玄関を飛び出してアパートの周りの小路をでたらめに駆けずり回っていたら、ふと、これかなと思った。