どうも、皆んなに次会える時は一つ歳を取っている気がしてる浦島太郎こと江波戸です。


最近家が竜宮城に思えてきました。


宴がない。笑



さて、
人の「心理誘導」「イメージ誘導」について。


皆さん「クレショフ効果」ってご存知ですか?


元々映画用語なんだけど、本来の意味とは別に前後に他のイメージを見せて、受けとる側に別の意味を連想させる手法、効果。


…頑張って説明しまーす。


簡単に言うと
例えばヨガであれば自然や開放感のある写真を使って「やったら気持ち良さそう」をイメージさせているし、BARなどでは夜景や親密な距離を連想させる写真で「デートでこのお店使ったら良さそう」をイメージさせるってことで


要は「商品」と「イメージ写真」
を使って利用する人にその状況や感情を連想させる。人のイメージ誘導のテクニックなのかな?


実際
写真の方が分かりやすいんだけど

例えば、1番






男性のイメージは
何となく宝くじなんかで儲けた
ラッキーな人っぽいイメージ。


次、2番




男性のイメージは
頑張ってお金貯めた
堅実な人っぽいイメージ。


1番は儲かるようなイメージを作る
2番はクリーンなイメージを作る


こんな感じで言葉が無くても「あなたのご想像にお任せします」的な「イメージ誘導」をしています。
知っていて正しく宣伝に使っていれば効果を期待出来るし、知らずに何となく商品のイメージに合っていない写真を広告に乗せてしまっていると、気付かぬうちに良くないイメージを抱かせてしまっているかも知れません。


上の写真は同じ「お金」にまつわることだけど、投資なんかの広告で1番の写真だと危なそうだし、宝くじなんかの広告で2番の写真だと全然夢がなさそう。
極端な例え話なのですみません。


あとは「100万円が当たる」とか「確実に溜まる」とか言葉で説するより写真を見せた方が想像しやすい。


映画や舞台、アニメの演出、広告も無駄に言葉を使わない方が、見ている側が自由に状況を連想やイメージしやすくなるし、自分の頭で状況をイメージしてもらった分、言葉で伝えるより残る印象が強い。


「芸術は理屈じゃない」「本人のセンス」と言う人もいると思うけど、北野武監督が座頭市で浅野忠信さんを起用した時に「立っているだけで絵になる男」と絶賛していて、武さんも「語らずしてイメージさせる」を知っていらっしゃると思うし、当然「クレショフ効果」もご存知なのかなと思います。


なんでも行き当たりばったりでなく、何が良かったのか、何で伝わらないのか、何が効果があるのかを最低限は知っていないと、脚本や演出やプロデュースなんて職業はたぶん成り立たない。それはまた別に書きます。


売るもの全般だけど、特に習い事や旅行などの「体験」なんかは自分で行ってるところ、やってるところをイメージしてもらえるように宣伝した方が選ばれる確率が格段に高いと言われています。



という受け売りの話。笑

宣伝に限らず、SNSでアップしている写真や動画が、周りから見た自分のイメージに直結しているので少し意識した方が良いかもしれないよね。ってことでした。


何でこの話をしたかと言うと、僕もタップの振付の曲でバラードを使う事が多く、周りから「なんか辛いことあったの?」と度々聞かれることがあって、何でなんだろうと思ってたけど。

音楽は「心理誘導」「イメージ誘導」の効果が視覚より高いから、皆がバラードの心情と重ね合わせて見ている説。


…何もねーっす。


別にバラードで踊っていても振り付けていても悲しくねーっす。笑


単純にタップダンスで他の皆があまりやらないから使っているのが一番の理由だけど、「自分の感情が動くもの」は「見てる側の感情が動くもの」だと思っているので、自分が好きでいいなと思う曲を使っているだけ。


以上でーす。


最近こんなんばっかブログを書いてるから絶対、理屈っぽいとか思われてるだろうな。笑


本当は真面目に踊るのイヤだし「笑顔で何も考えず全裸で踊りたい」タイプなのに。


…変態??





ではでは、今日も笑顔ある
素敵な一日をお過ごしくださーい