ずっとずっと交番のポスターの

「さがしています」に顔が載っていた桐島さん。

こんなに長く逃亡できるわけないから

てっきり外国に行ったか、もう人知れず亡くなられたか、と

思っていました。

逃げられるのね。

今の日本なんて、情報だらけなのに。

これはいったいどういうことなのだろう。

そう考える人はけっこうおられるようで

この映画、たくさん入っていました。

 

 

まず、桐島役の毎熊くんが、本当にがんばっていました。

私は何か賞をあげたいです!

実際の桐島さんが、なにを考えて暮らしていたのか、

長い年月、なにを頼りに逃亡していたのか

もちろんわかりはしないけど

すごく自然だった。

きっちり描いた監督さんもすごい。

 

 

桐島さんって、連続爆破犯だけど

連合赤軍のように、殺人はしたくない、と

必ず夜中に、人がいないのを確かめて

爆弾をしかけていたのね。

外国人の労働者が不当な扱いを受けているのを

ただしたい気持ちが動機。

これって、実は現代も同じ。

そんな現状を、どう思っていたのだろう。

映画の中では、外国人労働者の人たちの

話を真剣に聞いているシーンがありました。

 

 

それにしても、

いっしょに活動していた人は逮捕されて

十五年の刑務所生活を終えて、

今は普通に暮らしているという。

逮捕こそされなかったけど、

保険証がないから、病院にも行けず、

亡くなる数日前に、「桐島です。」と

やっと本名を名乗ることができた彼は

はたして幸せだったのか。

納得できる人生だったのか。

 

いろいろ考えさせられる映画でした。

 

 

九月二十七日 「ば」でした。

三年前が安部の国葬だったんだね。

国民の意見を聞かない自民党。

何年たっても変わらない。