いしだあゆみさんって、思い出す作品多いよね。

「駅」の

 

私がそう言ったとたん、だんな「ぴ」は

黙って敬礼のしぐさをした。

何度観ても泣く、あの敬礼シーン。

ほんのワンシーンなのに、すばらしい。

 

「阿修羅のごとく」の三女、滝子。

絶対、あんな人っているよね。

いろいろある姉妹たちの中で、唯一幸せになっていく

ラストで本当にほっとしたものだった。

 

「金曜日の妻たちへ」の、いやあな不倫する女性。

「北の国から」の、悲しい奧さん。

胆石の痛みに笑いながら耐えるシーンはすごかった。

私が最後にいしだあゆみさんを観たのは

「やすらぎの郷」だった。

長い長いドラマだったけど

唯一大泣きした、吉岡秀隆さんとの親子シーン。

帰ってきて、いっしょに住もうよ、という息子と

ありがたく思いながら、やんわりと断る母。

静かなワンシーンなのに、二人の気持ちがわかる、

すばらしい場面だった。

ああ、時計 もそうだった。

そうか、いしだあゆみさんって、

「北の国から」で別れた子供たち、

吉岡秀隆さんと中嶋朋子さんと、別の作品で

もう一度親子を演じているのだ。

もちろんそれは、倉本聰さんの考えだったろうけど

なんて豊かで幸せな俳優生活をすごしておられたのだろう。

 

もっと観たかったと思う。

でも、すてきな作品をたくさんたくさん

観させてもらった、とも思う。

大好きな俳優さんでした。

 

 

三月二十日 「ば」でした。

いしだあゆみさんって、

フィギュアスケートの選手だったのよね。それもかなりの。

「ブルーライトヨコハマ」をスケートリンクで

にこにこ笑いながら、くるくる回ってすべりながら

歌っている映像を観たことがある。

あれはすごかったな。