朝、庭の木を切っていて、

せみのぬけがらがたくさんあることに気づく。

10や20じゃない。たくさん。

「うちからたくさん巣立っていったんだね。」

「そのわりには、うるさくないね。」

家族で言い合ったその夕方、

 

「せんせー、

玄関にセミのぬけがらがあるー。」

六年生のなっちゃんが声をあげた。

 

あ、玄関にもいたの。

今朝、すごくたくさん見つけたんだよ。

「え?そうなんだ?

先生の家、セミのアパートだったんだ!」

 

アパート?

でも、そうかも。

みんなここにいたのだものね。

とすると、セミにとって

いごごちのよい、木々だったのだろうか。

 

そうだといいな。

 

なっちゃんはひとり、

「まだ空きがありますよー。」と

セミさんたち(脱皮前だから、姿が見えないが)に

訴えかけていました。のどか。

 

 

七月二十日  「ば」でした。

暑いねえ。

セミもがんばってね。私もがんばるわ。