大学の時の教授が
坂本龍一さんと、東京芸大で同門だった。
「といっても、年が離れているからすれ違いだよ。
でも、自慢なんだよ。」
そう言いながら、こんな話をして下さった。
坂本龍一さんと、大学時代の教授の先生は
東京芸大の重鎮である作曲家。
門下の集まりがあると、この先生、
最後には必ず、坂本龍一さんの悪口になるのだそうな。
すでに世界の坂本、と呼ばれる人に
あんなポップス曲を作って!
あんな仕事をするなんて!と言い募る。
門下生たちは、いつものことなので
はいはい、そうですね。と笑顔でかわし、
あとでこっそり言い合う。
先生、坂本くんがかわいいんだな。
後継者になってほしかったんだろうな。
この話、坂本さんはご存じだったのだろうか。
以前、自伝を読んだ時は、
「大学院にはもっといたかったのに
出て行けと言われた」と書いておられた。
立派な業績を残す芸術家の回りは
いつも、複雑。
この夏のコンサート
前半は坂本龍一作品。
追悼になるなんて、思いもよらなかった。
戦場のメリークリスマス
エナジーフロー
ラストエンペラー
もう一曲、新曲は
星になった少年、のテーマ。
本当は、八重の桜 のテーマが好き。
私たちは連弾なので
あのすばらしい弦の響きは表現できない。
世界のサカモト、だから
きっと、すごい治療をして
もっと寿命を伸ばしてくれる、と思っていた。
希望だったんだな。私の。
四月五日 「ば」でした。
がんばって練習します。