息子「た」が、結婚のため

家を出て一週間。

 

なにしろ、三十三年間、

ずっといっしょに暮らしていたので

いろんなことが変わってしまうのはわかっていました。

だから、予測はたくさんしていました。

食事の量が減ること。

夜、寂しがって鳴くしろみ(チワワ十二歳)の

世話をしてくれる人がいないこと。

そのため、いざ、「た」がいなくなったあと

がっくりしたりあわてたりすることは少なかったです。

 

ところが、伏兵あり。

 

我が家はパン好きなので

近所のおいしいパン屋さんによく行きます。

「た」が出て行ったあとに寄って

さあ、買い物、というところで

買って帰るパンの少なさに気づきました。

考えてみれば当然で、

元気な若い男の子の食べる分が減ったのだから

少なくなるのはあたりまえなのですが、

手にした荷物の軽さに

突然、がくんと落ち込みました。

 

予測していてもこれだもんな。

進学や就職で子供が出て行ったら、どんなにつらいだろう。

ましてや、小さな子供が突然いなくなったら

本当に悲しいだろう。

三十三年もそばにいてくれたんだ。

まだましだと思わなければ。

 

日々、こつこつすごしていきます。

 

 

八月三十一日  「ば」でした。

うわあ、八月終わるねえ。