シネぴぴあの 宝塚映画祭。

今はなき宝塚映画の製作した映画を

一週間、いろいろ紹介する、という催し。

ミュージカル好きの私は、ミュージカル作品を

毎年観ています。

ただ、映画量産時代の作品ばかりなので

「とにかく急いで作ったのねー」という作品多し。

ミュージカル、と言いつつ、

スター連れてきて、持ち歌歌わせて。

お話もどたばた。

お芝居はベテランの喜劇俳優さん連れてきて締めてもらい

ダンスシーンは、宝塚歌劇の若い子におまかせ。

まあ、それはそれで、いい時代だなあ・・と思えて

おもしろくもあるのですが。

 

そんな中、今回の極楽島物語は、

もともと舞台のミュージカルだったものを、映画にしたので

ちょっと芯がありました。

音楽がすべてオリジナル(なんと古関先生だった!)

ダンスシーンもけっこうしっかりしている。

宝塚歌劇の名ダンサーだった黒木ひかるさんの

色っぽい大ソロなんかがあったりして

(初めて観ました黒木さんのダンス。

私が知っている黒木さんは、おばさん役の女優さんだったから)

草笛光子さんもばんばん踊っていました。

そう!草笛さん!

これ、六十五年くらい前の作品なのに

草笛さん、今と変わらなくて、おきれいなの!

どういうこと?奇跡だよね!

 

それから、私が子供の頃

ベテランとして活躍していた俳優さんたちが

まだ若い(中年くらい?)お姿で出演されているのは

とても楽しかったです。

有島一郎さん、トニー谷さん、エノケンさん。

隣(座席一つ離れていた)の、私と同じくらいか

もう少し年上か・・といった女性が、小さな声で

「ああ、この人誰だったっけ?」とつぶやいていて

益田キートンさんですよ、と教えてあげたくなりました。

みなさん、お若いから

私も声で判断したりしていました。

 

お話はやはりばたばた。

でも、菊田一夫作のせいか、他の作品とはちょっと違う。

ラストの台詞が、「戦争さえなければ、どこでも極楽なんだよな。」は

深かったです。

 

二十人くらい出ていた若い女の子たちは

きっと宝塚歌劇の人だけど

さすがに六十五年前の人はわからなかった。

今、お元気な人って

草笛さんと雪村いづみさんくらいかな。

あとは狸御殿を観たい!

一週間だけの特集なので

毎年1~2作品しか観ることができないのっ!

 

 

十一月二十二日  「ば」でした。

私が子供の頃、まだ宝塚映画製作所はありました。

もう、映画は作ってなかったかも。テレビだけで。

フアミリーランドの裏にあったな。

モノレールに乗ると、横を通るので

のぞきこんだりしていたな・・・子供っぽくないなあ。