昔の教え子、Sちゃんが
久しぶりに関西に帰ってきた、と
お茶に誘ってくれました。
Sちゃんは、国立の音楽大学を卒業して
ばりばり、音楽の仕事をしていたのですが
突然、すべての仕事をやめて、海外留学しました。
十年ほど前のことです。
本人はきちんと整理して出発したつもりだったようですが
行き先を伝えていかなかったせいか
行方不明扱いになってしまいました。
受験前の先生である私のところにまで
「Sちゃん、どこに行ったか知りませんか?」と
問い合わせがきてびっくり!
音楽系の知り合いに連絡したら
「私たちも探しています。」と言われて、ますます不安になり
たまたま共通の知り合いだった、彼女のおさななじみ
Mちゃんに連絡しました。
ねえ、Sちゃんが海外へ行って
行き先がわからないらしいのよ。なにか知ってる?
ところが、それに対するMちゃんの返事は
「あ、そうですか。大丈夫です。」でした。
行き先知ってるの?
「いえ、知りません。
海外へ行ったこと自体、今初めて聞きました。
でも、心配いりません。
おかしなことをしたり、危ないことをしたり
するような奴じゃありません。
あいつは大丈夫です。」
ぱしっと言い切った姿に
一言もありませんでした。
実際その数か月後、
「すみませええん。なんかご心配おかけしたみたいで」
明るいSちゃんからの連絡があって
この問題はあっさり解決。
今は遠い町で
またもやばりばり音楽活動しているSちゃんに
この話をしようかな・・と思いつつ
やっぱり、やめました。
信じてくれる、いい友達に恵まれていること、
きっと、Sちゃん自身がわかっていると思うし、
「大丈夫」だから。
二月七日 「ば」でした。
朝から、彼女と逢って
喫茶店でケーキ食べつつおしゃべりしました。
めったにしないことで、楽しかったです。