だんな「ぴ」は、クイーンのファンだったそうです。

私は、同世代ではありますが

音楽大学に進学するため、クラシック漬け。

息抜きはミュージカルソングだったりしたもので

ラジオで聴くクイーンの曲は知っていたものの

それほどくわしくはありませんでした。

この二人が、並んで鑑賞した結果、

「ぴ」は、曲が流れるたびにぐすぐすと涙ぐみ

私は、「え?これもクイーンの曲だったの?

この曲のはじまりって、こんなのだったの?」と

びっくりすることばかり。

なんだか変なカップルとなったのでした。

 

なかでも、一番びっくりしたのは

「周りの女の子たちが、ブライアンとかロジャーとか

きゃあきゃあ言ってたのは、この人たちだったんだ!」と

いうことでした。

学生時代、絵のうまい子はよく

ロングカーリーヘアーの男の人の

似顔絵を描いていたのですね。

これって、ブライアンさん?

いやあ、数十年後に知った真実・・・

 

そんな熱心なファンの人たちは

何回もこの映画を観ているそうですが

内容悲しすぎる。

私は、音楽は聞きたいけれど、もう観たくない。

 

中で何度も繰り返されるFAMILY という言葉が

印象に残りました。

実際の家族でなくてもいい。友達でもいい。

人は、FAMILYと言える存在を持たなくてはいけない。

そうしみじみ思いました。

 

私は結局泣かなかったけど、

冒頭とラスト近くに出てくる、ライブエイドの会場に

自分を鼓舞するように、手を広げたり

軽くジャンプしたりしながら向かっていく

フレディの背中と、恐ろしい数の観客に

一瞬、胸が詰まりました。

私も(何万人の前に立つことはないけど)

人の前で、演奏する人間です。

あの瞬間の気持ち、わかるなあ。

 

 

一月十六日  「ば」でした。

ところで、息子「た」は二十代だというのに

クイーンの歌をいっぱい知っています。

ハッチポッチステーションで覚えたそうな。

いたいけない幼児に、クイーンの曲を刷り込んだ

・・・グッチさん、怖い。