「金メダルって一人しか取れないじゃない?
なのに、みんなそろって、金をめざす!ばかり言うね。
回りも、メダルをめざせ!ばっかりでさ。
おかしいよね。」
息子「た」が言う。
うん、おかしいよ。
だけどさ、「おれ、今世界ランキング50位なんで
オリンピックでは40位めざしますわ。ハハハ。」とか
「とりあえず代表になれただけで満足です。
あとは予選一回勝てたらいいな。」とか言ってたら
あまりに士気があがらないし、
応援もしづらいからね。
噓とわかっていても、大きなことを言うしか
しょうがないんじゃないかな。
「確かにそうかもしれない。
でも、異様だよね。特にマスコミ。
で、結果が出なかったらそれっきりでしょ。」
きっとね、メダルが取れたり、いい結果が出たら、
その競技は政府に優遇されるんだよ。
報奨金とか。練習場所の確保とか。
だから、競技者や関係者はマスコミに売り込む。
結果が出なかったら、もうお金にならないから
関係者はあきらめるし、マスコミも協力しない。
そんなところじゃないかな。
「そうだね。
きっと羽生くんには、政府は特別優遇するだろうね。」
文系親子は、もちろん感動するし応援するけど
オリンピックの喧騒にはついていけません。
二月二十日 「ば」でした。
羽生くん、国民栄誉賞になるかもって。
やっぱりね。