「こんとあき」という絵本をご存じでしょうか?

きつねのぬいぐるみ、「こん」は

小さなあきちゃんが生まれるときからずっといっしょ。

いつもあきちゃんを守って、「だいじょうぶだいじょうぶ」が口癖。

そんな二人が、遠い砂丘の町に住む

おばあちゃんのところへ行くことになって・・・

 

絵がね、自然でかわいい。表情も。

砂丘で野良犬につかまってしまって、ぼろぼろになったこんが

それでも小さな声で、「だいじょうぶだいじょうぶ」と

言い続けるところなんて、何度読んでも涙ものです。

 

数か月前、車で走っていて

伊丹市立美術館の前に、その「こんとあき」の絵を発見!

きゃあ!作者の林明子さんの展覧会だ!

というわけで、はりきって出かけました。

(息子「た」は、「いいなあ、行きたいなあ・・」と

ぶつぶつ言っとりました。彼が小さいときの絵本です)

 

入場して気づきました。

そうか。「はじめてのおつかい」も「あさえとちいさいいいもうと」も

林明子さんの作品なんだ!

どれもすばらしい作品だもの。

お子さんのいらっしゃらない林さんは

甥御さんや姪御さんの写真をたくさん撮り

それをひたすらスケッチして絵本にしたそうな。

だから自然なんだなあ。

原画をみていると引き込まれて

涙がぽろぽろ出てきました。

 

残念だったのは、林さんご自身が作成したという

「こん」のぬいぐるみがあったのですが

会館内なので、写真が撮れなかったこと。

手作りとは思えないくらいかわいくて、でも素朴で

絵本のこん、そのものでした。

(だんな「ぴ」が、「そんなの隠れて撮影すればいいんだよ!」と

言いましたが、真正面に係の方がおられました・・)

 

小さい子供を連れたおかあさんや

私くらいの女性が多かったです。

「こんとあき」のポストカードを買って帰ったら

「ぴ」と「た」が声をあわせて、「うわあかわいい!」と

叫びました。

我が家の三大絵本の一つです。

林明子さん、ありがとう!

 

十二月二十七日  「ば」でした。

ちなみに、あとの二冊は

岸田衿子さんの「かばくんのふね」

佐野洋子さんの「百万回生きたねこ」です。

前者は色使いと物語がおもしろい。

後者は・・・本当に、何度読んでも号泣です。