ピアノを弾く人はボケない、とか、

頭の回転がよい、とか言われている。

私も息子もピアノを弾いて数十年になるが

人より頭の回転が速い、と思ったことはないし

どちらかというと忘れっぽく、ぼーっとしている方だ。

ただ、そんな私たちが、一度だけ

これは、人よりできるぜ!と知ったことがある。

ある脳トレーニングである。

 

一軒の家があって(家の中は見えない)

左から人が入り、右から人が出ていく。

もちろん、出入りする人数は一定化していないし

場合によっては速度も変わる。

それで、最終的に家の中にいる人数をカウントする。

たまたまテレビでやっていたのを

何気なくやってみたら、あっさり正解した。

あら、簡単なのね。と思った。

ところが、そのテレビ番組に出演していた人たちは

誰も正解しなかったのだ。

それどころか、「なにこれ!むずかしい!」と言い合っている。

あまりにもできないから、もう一度やろう。とのこと。

 

驚いた。

たまたま家にいた息子「た」を呼ぶ。

ねえ、この脳トレ、いっしょにやってくれる?

親子二人でテレビの前に座る。

今回もあっさり二人とも正解。

そして、テレビの出演者たちは、誰もできなかった。

 

どういうこと?

この人たち(いわゆるワイドショーの中だったので

七~八人はいた)、みんなおかしいの?

混乱する私に、冷静な「た」が一言。

「ピアノやる方がよほど難しいよな。」

 

そう。

ピアノは右手左手のリズムご違っていたり

音が違っていたり(当然か)するので

同時に二つ以上の数字をカウントすることが

ごく自然にできるのだ。

それを、「賢い」というのなら、

確かにピアノを弾くという行為は、

頭のトレーニングなのかもしれない。

(そして、その方がはるかに難しい)

 

でもねえ、

ピアノ以外にも、同時に二つ以上のカウントをするってこと

あるでしょ。

楽器なら、ドラムやオルガン(足ペダルが多い)がそうだし

パソコンのキーボードもだよね。

なぜ、ことさら、「ピアノは脳によい」みたいな

ことを言うのか?

 

わからないまま現在に至る。

年齢とともに、物忘れもうっかりも多くなってきた。

ピアノは毎日弾いているのにね。

 

 

九月二十一日  「ば」でした。

二か月ひきずった楽譜入力が、やっと終わりました!

嬉しい!

でも、家でちまちまやっているので

ぱっ!と遊びにいくわけにもいかず、

プリンかなんか家族で食べて、打ち上げ。