久しぶりに会ったSちゃんが

「先生、これ」と、茶封筒を渡してくれました。

なあに?

「うちの大学の、過去三年分の楽典入試問題です。」

え?コピーしてくれたの?

 

Sちゃんは国立大学教育学部の

音楽科教員養成課程に通っています。

この学校は、なぜか楽典(音楽の基礎)の入試問題を

公表していません。

ところが、まったく門外不出というのではなく

この大学の図書館では閲覧できます。

十年ほど前、そのことを知って

オープンキャンパスに行くと

一般人も図書館に入ることができるので

閲覧して、問題の概要をメモしたことがあります。

在学生なら、閲覧の上、コピーもできます。

なんだかねえ、遠方の受験生とか

ちょっと不公平な感じもするのですが・・・

 

「私が受験の時、先生、T先輩に頼んでくれたでしょ。」

はい、彼女がこの大学を第一志望に決めた時

以前教えたTちゃんが、同じ科の四年でした。

Tちゃんは、こころよくコピーを取ってくれて

私はそれの模範解答を作ったっけ。

そのTちゃんの時は、同じ科ではなかったけど

大学内に知り合いのOちゃんがいて

その子がコピーしてくれて・・・

 

「やっていただいたことは、お返ししたいです。」

そうか。こうやって受け継がれていくのだな。

ただ、公平を期するなら

問題、公開してくれた方がいいと思います。

なんにせよ、優しいSちゃんの心意気には感動。

いい先生になってね。

 

七月二十六日  「ば」でした。

暑いっすねー!

水分を、「冷たい飲み物」以外で摂取したいので

毎日スープかシチューか味噌汁を作ってます。

夏バテ防止。がんばろう。