ドライアイの治療で、年に数回眼科に行く。

電車とバスを乗り継いで、約40分かけて。

田舎とはいえ、近所にも眼科はあるのに、

わざわざこの先生のところへ通うのは

この先生とお話していて

本当に「この仕事が好き」ということを

感じさせてくださからだと思う。

 

 

「もうしばらく待っていてくださいね。

今、ドライアイのいい目薬が開発されていますからね。

もう、治験は通ったのですが、あと、政府の

承認に半年から一年かかるんです。

みなさんが楽になるから、早くしてほしいんですけどねー。

でも、あとちょっとですよ。期待していてください。」

にこにこと、専門的な話をしてくださる先生。

いわゆる「オタク」が、知識をひけらかすのではなく

自分の知っている情報を、少しでもわかりやすく

私たちに伝えようとしてくださるのがわかる。

昨日行ったときに、「一日に何回くらいまで

目薬を入れてもいいのですか。」と聞いた私に

実験結果を使って、短く、でも的確に

説明してくださった。

もちろん理解できない内容だってあるけれど

ほほえみながら、わかりやすい言葉を使って

話してくださる先生を見ていると

なんだか幸せな気持ちになる。

 

亡くなった父が

「仕事先の近くに、すごくいい眼科がある。」と

言い出したのが、もう三十年近く前。

その時は、先代の先生だったはず。

ということは、私の知らない先代の先生も

こんなにおだやかに、楽しそうに

患者さんと接しておられたのだろうか。

常に混雑している待合室。

 

こんな町の先生方が

私たちの生活を支えていくのだろうな。

心配なのは、お忙しすぎること。

往診もされていることを知って、びっくり。

もう外へ出ることができないお年寄りのところへは

休憩時間に往診されているとのこと。

お体、大事にしてくださいよー。

 

次に行くのは、数か月先。

また、先生の笑顔に会うことを楽しみに。

 

 

十一月一日  「ば」でした。

年賀状の支度をはじめないと・・・ひー・・