だんな「ぴ」のお父さんは、90歳近く。

認知症です。

しっかりした人で、闊達で、明るくて

私は大事にしてもらったので

正直、つらいものがあります。



今日、息子「た」と、お父さまに会う機会が。

(くわしくは昨日と明日の「た」のブログで)

「た」を見るなり、「おお、○○か」と

「ぴ」の弟の名前を言います。

「○○じゃないよ。」と、お母さまに言われると

「そうか、「ぴ」だな。」と、「ぴ」の名前を。

この兄弟は、弟の方が背が高いので

大きな「た」を見て、弟を連想するのでしょう。



おとうさまの中では、いつまでも

息子二人は、二十代の青年。



ふと、作家のケストナーの話を思い出しました。

母子二人で育ったケストナー。

生活は苦しく、小さな彼を抱いて心中しようとするのを

何度も止めたという息子。

大人になって、有名な作家になった彼が

年老いたお母さんをお見舞いに来て

「あなたの息子ですよ。」と言うと、

お母さんは不思議そうに言ったそうです。

「あなたは誰ですか。私の息子はまだ小さな少年です。」



「じゃ、お母さんが年取って、僕の息子を見たら

『「た」も大きくなったわね。』って言うんだろうか。

横で見てたら、確実に泣くな。」と「た」。

そうだね。泣かずにはいられないね。



日曜日、昼下がり、ケーキのおいしい喫茶店。

向かい合って、なんとなく涙ぐむ、

変な親子でした。




六月七日  「ば」でした。

五月の終わりが、めちゃくちゃに暑かったのに

今は、長袖でないと暮らせません。

身体に悪い日々だぜ。本当に。