だんな「ぴ」と、車の中での会話。



「中学の吹奏楽ね、今年新入部員少ないんだって。

いつもの半分らしいよ。」(注、私は近所の中学の

吹奏楽部指導手伝いに行っている)


「どこに人数が集まったの?」


「テニスだって。」


「錦織人気か(事実、今にしこおり と打ったら

あっさり変換できた。みんな検索してるんだろうな・・)

単純だな、中学生って。」


「でも、私たちの時代だって、エースをねらえに

あこがれる人多かったじゃない(古い話だが・・)

それに、テニスを若い時に身につけておけば

一生楽しめるよ。」


「吹奏楽だって、中学でしっかりやっておけば

一生楽しめるさ。」


「・・・それもそうね。」


「そうだろ。中学でやることって、結局

どれも一生ものなんだよ。」





何気ない言葉の重さに、

一瞬、車の中が静かになる。



春。

窓の外を、新しい制服姿の少年少女が

笑いながら、通り過ぎていきました。




四月二十九日  「ば」でした。

休日。

いつもと違う時間の流れで動くだけで

なんとなく元気になるのはなぜだろう。