年代的に、「ハグ」の習慣はありませぬ。
人と接触するのがあまり好きでない性格なので
なおさら。
それでも、子供が生まれると、
当然「抱きしめる」が、日常的となり、そして
若い子たちに自然にハグできるようになったのは
二十年前のことでした。
伴奏をしていたミュージカルのメンバーが
本番直前におかあさまが亡くなり
出演できなくなりました。
半年近く練習を重ねてきたのに。
本番にはまにあったのですが、
少しでも出演しろ!という回りの声に
笑って首を振り、裏方に回る彼女。
すべて終了した時、なにげなく触れた彼女の背中が
あまりにもがちがちにこわばっていたので
思わず引き寄せて抱きしめてしまいました。
そのとたん、声を放って泣き出す彼女。
あとかたづけの喧騒の中で、
私は大声で泣く彼女を抱きしめたまま
ずっと立ち尽くしていたのでした。
今日は、学生ミュージカルの千秋楽。
最上級生の引退公演。
「ありがとうございました!」とやってくるメンバーを
ひとりひとり、ハグ。
楽しかったね。いろいろありがとう。
これからも幸せにすごしてね。そんな思いをこめて。
なんてわかりやすくて、気持ちの伝わる行為なのだろう。
寒い夜です。
ひとのぬくもりって、いいよね。
十二月十七日 「ば」でした。
でも私は体温が低いので、ハグしてあげても
あまりありがたみがないかもなあ。
うちの男二人(旦那と息子の「た」)は
ぽんっと飛び込んでいくと、当然のように
ハグしてくれる、という稀有な存在で
大きくて(私はけっこう身体が大きいので
女の子とハグすると、ほぼ私が抱き留める状態となる)
体温の高い男子たちにぎゅっとしてもらうのは
とても幸せなことで
いろいろ問題の多い(特に旦那)二人ですが
その点では幸せかなあ、と思います。うん。