リハーサルで使用する大学が、

たまたま息子「た」の通う大学だったので、

練習前に、学食で待ち合わせて二人でランチ。

学食ってね、ありがたいことに安い。

私一人だと、ほぼ300円前後。

若い「た」と二人でいっぱい食べても、

1000円前後ですむのです。その上おいしい。

というわけで、いそいそ早めに行ったら、

いつもより、妙に人が多い。しかも年配の人たち。



「今日さあ、大学の同窓会なんだよ。卒業生全員の

練習してたら、急におじいさんが入ってきて、

あれ弾けこれ弾けって命令しやがんの。

「た」は、音楽系のクラブに所属しています。

単に練習していたのを、どうやら、

その同窓会のための演奏と思われてしまい、

リクエストされたらしい。しかも強引に。

「大学内ひとだらけで歩きにくいし。」



「た」はランチしながらもぶつぶつ。

でも、私は、杖をついたおじいさんたちと

何人もすれ違ったので、ちょっとしみじみ。

本当に歩きにくそうにしておられる方もいたのに、

この山の上の大学の同窓会に、一生懸命来る。



楽しかったんだろうね。大学生活。



山はすっかり秋の色。紅葉の赤。銀杏の黄色。

私が好きなのは、桜の葉っぱの赤茶色。

杖をついて、ゆっくりと歩を進めながら、

思い出に時間を費やすのも悪くない。

創立百年を超えるこの大学の広い構内は

たくさんの学生の思いや日々を抱えて

変わらず立ち続けているのですね。



隣のテーブルのおじいさんお二人が、

話に夢中になって、丼の中の麺がすっかりふやけて

それでもにこにこ笑っている。

いいものを見たな・・と思ったのでした。




十一月二十三日  「ば」でした。

三連休。

昨日はリハーサル。今日は音楽指導。明日は本番

世間の動きと真逆な生活をしております・・・