30年近く前(うわあ・・)に

音楽大学の作曲科を卒業しました。

三年になると、現代音楽を勉強して

絶対、作曲しなければなりませんでした。

ドビュッシー、ワーグナーから無調へ。

たかだか三年生で、これはつらかったです。

その頃、「神」のごとくあがめられていたのが

武満徹さんでした。

「武満さんの音楽はきかなければならない!」

そう言われて、学校生活を過ごした私。

「弦楽のためのレクイエム」、好きですねー。



そんな武満さんの歌ばかり集めた

コンサートがある、というので

かなり早くから切符をとっていました。

ただ、武満さんの音楽って、

きれいだけど、やはり難解ではあるし

歌はほとんど知られていない。

私は、「死んだ男の残したものは」くらいしか

知らないです。

で、そんなコンサートに、はたして人が来るのか

・・・まるでわからないまま行きましたが、



いやあ、

すごくレベルの高い、素敵なコンサートでした。

満席だったし。

出演者もすごい歌い手さんばかりでした。

その話は次回・・。



でも、息をのむような歌ばかりでした。

「ぽつねん」って歌なんか、

谷川俊太郎さんのものすごい詩もあいまって

つらいつらい。

最後にもし、「もういいかい、もういいよ」って

言っちゃったらどうしようかとドキドキしたぞ。

それから、「燃える秋」。

私が若い頃の映画の主題歌。

武満さんの作曲とは知らなかった。

でも、あの頃から、「なんだこの歌?」とは

思っていました。

今回じっくり聴いて、納得。

(ここから、ちょびっと専門的な話になりますが)

サビの部分のわずか八小節間で、

イ短調→イ長調→ニ短調→ハ長調→イ長調→

イ短調と激しく転調して、しかも終止がない。

こんなややこしい曲を、映画の主題歌として

ほいほい流していたのねー。

ハイファイセット、えらい。



こんな大変な歌を歌うみなさんは

本当に実力のある方々ばかりでした。

次回に続きます。



七月八日  「ば」でした。

いやあ、暑いっすねえ。

うちは七夕、やらなかったけど、

よく行く喫茶店と、通りすがりの商店街で

短冊を書かせてもらいました。

来年は笹、買おうかな。