二日前のレクチャーコンサートの話をもう一つ。
曲の解説は、
演奏するメンバーがそれぞれ調べてきて
読みやすくまとめて、私に渡してくれるので
私の仕事は、それを当日読むこと。
数年前から、その曲が作曲された頃
日本はどのような状態だったかを
一言入れるようにしたら、これが好評で、
今回も、「た」の歴史年表を借りて
(「た」は、社会科教諭の免許を持っています)
事前に下調べをしていました。
シューベルトのソナタが作られた頃、
日本はまだ、文政年間。
ベートーベンの後期ソナタの頃に
間宮林蔵の作った、初の日本地図ができる。
ふうーん、まだ、江戸時代か。
でも、一部最後の曲はメンデルスゾーンだから
少しは進んでいるよね。
・・・天保の大飢饉かあ。
音楽はロマン派の時代にさしかかっているのに
日本は江戸中期なのね。
・・・ちょっと、哀しくなるなあ。
私のうつうつうつー、は
プログラムが進むにつれ、だんだん拡大。
ブラームスの初期ソナタの頃に
やっとペリーが浦賀にやってきた!
最後のプログラムのリヒャルト・シュトラウス。
もう、現代音楽の入口くらいの人なのに、
日本はなんと、西南戦争。
遅れてます。悲しいくらいに。
「鎖国のせいだよ。
あの300年で、日本の文化はどーんと遅れた。
ただ、その間に、独自の文化は育ったからね。」
大学の専攻が日本史だった「ぴ」の解説。
いや、別に卑下してるわけではないですが。
でも、こうやって自分で調べていくと、
ヨーロッパとのあまりの差に、愕然。
つまり、私たち日本人は、
江戸時代のヨーロッパの音楽を、
ありがたがって、演奏したり聴いたりしてるわけだ。
いろいろ考えてしまったコンサートでした。
五月七日 「ば」でした。
連休明けは眠いっす。早く寝よう。