ショーボート(原題 SHOWBOAT)
学生時代、このミュージカル映画が
関西で上映されるというので、観に行きました。
平日の昼間。
場所は、今はなき梅田コマシルバー
(だったかな?コマゴールドかもしれない)
観客は、あと五人だけでした。
中盤に、「オールマンリバー」という曲があります。
ショーボートは、川を行き来する船で
あちこちに停泊してはショーを見せる、というもの。
スターのジュリーは、黒人との混血であることを
隠していましたが、ある日、それがばれて
役人たちに船を降りるようにいわれます。
アメリカ南部、独立戦争前には
こんなわけのわからない法律があったのですね。
別れを惜しむ船のメンバーたちと
追われていくジュリー。
その後ろ姿に、船の釜炊きのジョー(黒人)が
朗々と歌う歌です。
「日々の暮らしはつらいことばかり。
川は、すべてを知っている。
知っていて、なにも言わずに流れている。」
このミュージカルは、かなり時代が古いので
オペラの影響を強く受けています。
この曲も、バリトンのソロ、という感じ。
それでいながら、黒人霊歌の雰囲気もあり
今もよく歌われています。
私、聴きながらボロボロ泣いて、
なにげなく振り返ると
映画を観ている、あと五人の観客も
みんなボロボロ泣いていて、
特に悲しい歌、というわけでもないのに
ああ、みんなに伝わるのだな。と
感動したものです。
今でも、つらい時、悲しい時に
この歌の歌詞を思い浮かべます。
それにしても、このミュージカル、
めったに上演されません。
幕あきの 「ショーボート」の曲や
ジュリーの歌うバラード 「ビル」とか
いい歌がいっぱいあるのに
やはり、人種差別が深く見える話だからでしょうか。
私も、何曲かしか弾いたことがありません。
ちょっと残念です。
一月十五日 「ば」でした。
寒い!
昨日の成人式はかわいそうだったなあ。