屋根の上のヴァイオリン弾き

(原題 FIDDLER ON THE ROOF)



主人公はユダヤ人のパパ テヴィエ。

お話の中心は、娘たちを「しきたり」どおりに

自分の探したユダヤ人と結婚させようと

するのに、娘たちが見つけてくるのは

ことごとく希望に反する男たち。

ドタバタと楽しく進みますが、

根底に流れるのは、ユダヤ人への迫害。

最後は、住む町をおわれていく

ユダヤ人たちを描いて幕がおります。

私、ユダヤの人たちのことは

世界史や聖書の内容程度の知識でしたが

ここまでとは思わなかったです。

このミュージカルで教えてもらったようなもの。



初めて観た時に一番ショックだったのは

三女のチャヴァが、ロシア人と結婚する、と

いうシーン。

人種が違い、自分たちを迫害するロシア人とは

結婚が許されないのですね。

姉娘たちの結婚を結局許すテヴィエなのに

この結婚だけは許さない。

泣きさけぶチャヴァ(私が観た時は大原ますみ

さん、元宝塚のトップスターなので

泣きの演技がすばらしかった!)を捨てて

村へ戻って行くテヴィエのバックには

ミュージカル冒頭でコミカルに流れる

「しきたりの歌(原題 TRADITION)が・・

これは、つらい場面でした。



有名なのは

「陽は昇り、また沈む」

(原題 SUNRISE SUNSET)。

私も、何度も弾きました。

「すてきな人を見つけてね」

(原題 MATCHMAKER)とか

「金持ちなら」(原題 IF I WERE RICHMAN)とか

「愛する我が家を離れ

(FAR FROM THE HOME I LOVE)とか

いい歌が多いです。



実は、たまたまラジオでやっていた

「実況録音版のレコードを、三人の方に

さしあげます」に、見事に当たったため

私、日本語の歌詞をすべて暗記しています。

って、あまり自慢にもならないけどね。

次回も続きです。



十月十五日  「ば」でした。

来年、このミュージカル再演だそうな。

市村正親さんのテヴィエは、ちょっと細身だけど

こわーい妻ゴールデの鳳蘭さんはぴったり。

関西に来るのかなあ・・・