学校を出て、初めて教壇に立ったのは、
音楽理論を専門的に教える教室。
小学五年生の生意気盛りの生徒たち。
新人の私には、ベテランの先生がお一人
ついて下さっていました。
「先週やったこと覚えてる?」
「覚えてなーい」「忘れたァ」
生徒たちの元気な声。
すると先生が穏やかーに言われました。
「忘れたら、覚えなさあい。」
「それでも忘れたら?」
「もう一度覚えるのよ。
忘れたら、覚えるの、何度でもね。
そうしたら、いつか、本当に覚えるから。」
新人の頃、いろいろなことを教わりましたが、
一番残っているのは、この言葉です。
指揮をしているママさんコーラスの方々が
「毎年歌っている同じ歌の歌詞が
どうしても覚えられない。」と言われたので
この話をしました。
みなさん、歌詞カードを作成して
それをちらちら見ながら歌うようにして
今年の演奏会では、ほとんどの方が
覚えて歌っていました。
いや、
音楽だけではないですね。
忘れたら覚えて、忘れたら覚えて、
そうやって身につけていくべきことが
なんとたくさんあることか。
そして、その努力を、いかに怠っているか。
思いだしては、自分をいましめる教えです。
五月二十三日 「ば」でした。
先日、コアレッスンを受けに行ったら
先生が、大きなボールと格闘している。
「昨日、嵐のテレビで、北島康介が
ボールを扱っていたのだけど、それが
どうしてもうまくいかないのよ。
そうだ、今日はボールにしましょう!」
ボールで腹筋背筋バランスをみっちりさせられ
落ちて顔を打ち、
めがねをこわし(直りましたが・・)
いまだに全身筋肉痛です。
北島康介のせいやっ!