「た」の小学校の入学式。
校長先生が「みなさん、小学校は
楽しいことばかりですよ。」と言った。
そんなはずないだろ。
楽しいことも、悲しいこともあるけど
いっしょにやっていこうね と言うべきだろ。
なんだか、真剣に涙が出てきて
「本当にそうなんだなっ!
あんたが守ってくれるのか?できないだろう!」
と、心の中で繰り返した。
「た」の中学校の入学式。
小さい学校だったので、けっこうほのぼの。
この時、入学生代表で文章を読んだ子が
(つまりは、学年で一番成績のいい子でしょう)
この時初めて会ったのだけど、なぜか
「た」と絶対なかよくなる、という確信があった。
彼は今、東京の超難関大学の学生で
帰ってくるたび、「た」と遊んでいる。
母の直感は、けっこう鋭かった。
「た」の高校の入学式。
とってもつまらなかった。30分で終わった。
ここは、私の出身校でもあるけど、
そういえば、私の時もつまらなかった。
数十年たっても、そういうことって
変わらないのかな。それとも
進歩がなさすぎるのかな。
「た」の大学の入学式。
この大学には、有名なチアチームがあって、
入学式の後、応援団とともに、
演舞を繰り広げてくれて、最後に
「フレー!フレー!新入生!」と
明るくエールを送ってくれた。
ああ、もう受験勉強をしなくていいのだ と
晴々とした気分になった。
さあ、明後日は
「た」の大学院の入学式。
今度は、どんな思い出ができるのでしょう?
三月三十一日 「ば」でした。
大学の入学式の思い出、もうひとつ。
校歌を教えてくれた大学主事の先生。
「ね、いい歌でしょう?
みなさんも早く覚えましょうね。」
はい、「た」も私も覚えました。
先生、いい人ですね。