「た」のオルガンの、卒業演奏会でした。


思い起こせば五年前。

希望大学を一校しかあげていない

のんきな受験生だった「た」。

他の学校も受験しろ!と叱られて、

相談された私は、これまたのんきにも

自分がサークルの指導で通っている大学を

候補に推薦したのでした。

「あの大学はキリスト教系で、

チャペルで弾くオルガニストを育てている。

入学して、オーディションに合格したら、

オルガンの指導を受けることができるよ。」


その大学に合格し、

オーディションの際には「オルガニストに

なりたかったから、ここに入りました。」という

すごいセリフをのたもうた、「た」。

念願かなって、レッスンを受け始めましたが、

これが、本当に本当にきびしいレッスン!

あっというまに、何人かが挫折し、

今日まで残った同学年のメンバーは

わずか八人でした。


その八人が演奏する今日のコンサート。

誰かが演奏する間、

じっと聴いている他のメンバーは

みんな、いっしんにその人を見つめて

一生懸命、リズムをとっている。

ああ、みんなで力をあわせてきたんだね。

いろいろ相談してきたんだね。

その姿を見ているだけで、

なんとなく感動してしまう、単純な母。


演奏の話は、また。



三月三日  「ば」でした。

しかし、すごい大曲ばかり八曲聴いて

かなり疲れたぞ。