我が家は二階建てですが、階段はすべるので

しろみは階段を歩かせないことにしています。

小さいので、普段の移動は誰かが抱き、

二階の入口には柵を置いて、

通れないようにしてあります。

ところが、しろみは興味津々!

なんとか突破しようと、日々努力(?)。


ある日、私としろみが一階にいた時

二階で電話が鳴りました。

「ちょっと待っててね」私は一人二階へ上がり、

柵をしめた・・つもりでした。

でも、ちゃんと閉まっていなかったようなのです。

電話をかけている私の後ろに

なぜかしろみの足音。

「?」と振り返ると、いるはずのないしろみが

とことこ歩いていました。

どうやら階段を一人であがり、

柵を押しあけて入ってきた様子。

いけないということがわかっているらしく、

いつもは大喜びで飛びついてくるのに、

しっぽを振りながら、電話から離れたところを

静かに歩いているのです。


「あ、気にしないでね。

電話で忙しいでしょ?

しろみはあっちへ行ってるから。」


電話が終わってみると、

かなり離れたところで、しっぽを振りつつ

こっちを見てすわっているしろみの姿。

「えへ、あがってきちゃった・・・」


その後、家族中からおこられ、

「危ないから絶対にだめだよ!」と

さとされたしろみでしたが、

あまり反省はしていなかったようです。

数日後、今度は、

一人階段を下りるところを目撃されました・・



九月二十九日 「ば」でした。

歌舞伎って、魔界ですね。

育ててくれたお母さんを捨て、

自分を捨てたお父さんと同居してまで、

子供のために「名跡」を手に入れる。

それが、歌舞伎なのですね。


申し訳ないけど、不気味で、気持ちひきます。