ファンタスティックス!
このミュージカルをご存じの方は、かなりの通。
オフブロードウェイで、ロングラン記録を作った、
小劇場ものとしては、最高級の名作です。
実は私、自分のミュージカルピアノ人生で、
これを弾いた回数が一番多いのではないかな。
とても思い出深い作品です。
もちろん、作品の内容もよいのですが、
ピアノ弾きとしては、本当に大変。
というのは、
ものすごく体力が必要なのです。
もともと、ミュージカル音楽というのは、
オーケストラや、小アンサンブル編成で
作曲されていることがほとんどなので、
私のようにピアノ一台で演奏する場合は
それをまとめて編曲してあるのですが、
ファンタスティックスは、初めから
ピアノ一台のために作曲されている。
つまり、すごく負担が大きいのです。
(あ、ハープと打楽器が入るのですが、
私が弾くようなマイナーなところでは、
まず配置してもらえません。ということは
ハープパートも打楽器パートもすべて
ピアノで弾かなければならないということで、
ますます負担が・・・すんすん・・・)
おまけに、台本にしっかり
「ピアニストは舞台上で演奏する」とある。
大概、舞台袖とか奥で演奏するのにね。
私このミュージカルで初めて、
ライトチェック(照明をあてての、衣装や化粧の
確認)を受けました。
普段は、「服は黒っぽけりゃいいよね」なんて
気楽に考えているのですが。
そして、このミュージカル、
効果音をほとんど、ピアノで弾きます。
雷、はしごを登る、雨が降る、
全部、ピアノで表現するのです。
はい、ほぼ弾きっぱなしです。
一番有名な曲は、冒頭の「思い出してごらん」
(原題 try to remenber)
メロディーは、ほとんどの方がご存じでしょう。
四季になぞらえて、人間の一生を語っている、
とても意味の深い歌です。
他にも、主人公の少年少女が
真実の愛に気づく 「それは君だった」
(原題 they were you)
若々しい愛をうたう 「奇跡!」
(原題 metaphor!)など、いい曲ばかり。
でも、私が一番好きなのは
「僕にはわかる」
(原題 i can see it)です。その話は改めて。
九月六日 「ば」でした。
「た」が忙しいので、家事を手伝ってもらえず、
毎日走り回っております・・・すんすんすん・・・