今現在は症状が落ち着いて普通に
仕事もできているので本当に
ステロイドパルスをやってよかったと
先生に感謝する日々です![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
ステロイドの影響か、
それとも長期間の体調不良が
原因かは分からないけど
「疲れやすくなった」
「倦怠感が強い日がある」
と感じることがありますが、
次回の診察で言おうかどうしようか
気のせいとか精神的なものかも
しれないし、なんだかなぁ
という感じですが元気にやってます。
症状も落ち着いてきたので今回私が
罹患した『菊池病』について、
体験談交えて今後再発した時の参考にも
したい為に書いておきたいと思います![キメてる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/594.png)
![キメてる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/594.png)
(もう再発なんてしたくはないが)
まず、菊池病。
組織球性壊死性リンパ節炎や
亜急性壊死性リンパ節炎など
呼ばれ方も色々なこの病気。
なんでも菊池病は菊池昌弘先生たちによって
報告された病気からそう呼ばれるように
なりました、ということらしい。
菊池病は悪性リンパ腫と似た組織像から
それまでは悪性リンパ腫と診断されて
いた患者さんもいたそうな…![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
ネットにはアジア人に多いとされて
いますが先生の話によると現在では
世界的にも報告数がわりと増えている、
みたいな感じでおっしゃっていました。
そしてこの菊池病の症状は、
本当に人によって様々なのです![絶望](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/642.png)
![絶望](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/642.png)
その中でも良くみられるのが、
・長引く発熱(1週間以上)
・リンパの腫れ(痛みがあることが多い)
・発疹(出ない人もいる)
・関節痛
・咳や扁桃炎(人によるらしい)
などなど![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
これだけ見ると本当、症状だけで言えば
あたしは悪性リンパ腫なのか…
と不安になっても不思議じゃないです![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
そして次に病院ですが、
腫れたリンパ節が首であれば耳鼻科へ、
それ以外なら内科受診?が妥当なのか…。
私は首でしたが自分の勤務している
病院に耳鼻科がなかったので
内科の先生に診て貰いました![知らんぷり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/600.png)
![知らんぷり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/600.png)
そして検査ですが、
まず血液検査で体の異常を探ります。
菊池病ではこんなにリンパ節が腫れて
痛みもある上にめちゃくちゃしんどくて
倒れそうなのにCRP(炎症マーカー)が
それほど高い値にならないようです![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
私の場合も1番高くて2.0程度でした。
(普通は0.03くらいしかありません)
そしてCRPと共に炎症が起きているかどうか
の指標になる白血球数ですが、
菊池病ではこの値が下がります![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
細菌感染とかでは高くなります。
人によりますが約4000-9000程が正常範囲。
(私は2000台でした)
ウチの病院ではしませんでしたが、
このほかにもフェリチンや血沈
フィブリノゲンという
炎症反応を示す数字が上がっている
ことがわかりました![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
(大学病院の検査データから)
ですが、この数値だけでは
菊池病だと判断できないのです。
(なんせ特徴がなさすぎるこの病気)
そしてリンパ節が腫れているので
CTやエコーも撮ります![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
(これが検査費高ぇのなんの…)
ですがこの画像検査もリンパ節の
腫れの程度やどこまで広がって
いるのかを見る為の検査で
これが確定診断となることもありません![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
結局は細胞診や組織診などの顕微鏡で
確認する検査を行なってやっと
「菊池病」だと診断するしかないようです![不安](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/597.png)
![不安](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/597.png)
また、細胞診(針をリンパ節に刺して吸引する)
ではハッキリ判定される確率があまり
高くないとネットで書いてあるように、
これで診断がつかない場合は組織診
(手術によってリンパ節を切って取り出す)
でやっと確定する場合もあります![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
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![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
別にここまで痛い思いをして確定しなくても
ステロイド使えば楽になるんだから
さっさとステロイド使ってよ先生ぇ…
って思ったりもするのですけどそうも
いかないのですよね![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
もしも万が一菊池病じゃないリンパ節炎だった
時、ステロイドを使ってしまうと逆に
悪化してしまう病気もあるし、悪性の
腫瘍だった時は発見が遅れもっと大変なことに![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
(ステロイドを使用した後に細胞を
検査しても正確に結果が出なくなります)
だから辛い菊池病の状態を
『ステロイド』で治療するには
痛い思いをして確定診断してもらう
必要があるんですね…![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
(ただでさえ痛くてしんどいのに踏んだり蹴ったり)
そして菊池病、症状もその程度も様々。
不運なことに無菌性の髄膜炎にもなりました![魂が抜ける](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/627.png)
![魂が抜ける](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/627.png)
細菌性髄膜炎はどんどん症状が悪化して
直ちに治療しなければ命に関わりますが
無菌性(細菌以外が原因)の髄膜炎は
軽症であったり、対処療法で軽快する
ことが多いらしい…
(それでも辛いモンは辛いですよね)
あと体に発疹が出る場合もあるらしくて、
これは症状の重さに関わるものではなく
出ない人もいるらしいです![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
そして治療法ですが、
主治医の先生から聞いた話、
本当に人によって様々らしい![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
軽症の患者さんはロキソニンで
熱や痛みを抑えて軽快する場合もあるし、
それでもダメなら経口ステロイドで
治療して治していく場合もあって、
それでもダメなら今回私が受けた
ステロイドパルスで炎症を抑え込む
方法で治していく場合もあるし、
それでも効かない時は抗がん剤で
菊池病を抑え込む患者さんもいるようです。
『菊池病』ってネットで見るとあまり
情報も多くないし、それっぽい症状だけど
細胞採ってまでは…という方も多いので
珍しい病気という認識もありますが、
私が診てもらった大学病院では
「若い女性に多いですからねぇ」
と結構ポピュラーな感じでした![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
放置しても1ヶ月から半年くらい
(長いと1年苦しむ人もいたらしい、地獄
)
![昇天](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/618.png)
すれば自然治癒する病気のようです。
あ、それなら別に怖い病気じゃないじゃ〜ん
って思ったのですが、稀に合併症で
命を落とされる方もいるのでやはり
菊池病かな?と思われたら病院に行った
方がいいなと思いました![予防](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/601.png)
![予防](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/601.png)
そして私も気になって結構調べた
のが再発するのかどうか…。
そもそも菊池病はどうしてなるの?
って思ってこれも調べ回ったのですが
(ほぼネットと先生情報です
)
![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
いまのところ菊池病はなぜなるのかは
分かっていないみたいです。
私のようにワクチン接種が原因で
発症した人は稀なケースらしいですが、
他にも風邪などの感染症とか
自己免疫の暴走で起こるみたいです![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
そして再発率ですが、
『高くはないが極めて低くもない』
みたいな感じらしいです![昇天](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/618.png)
![昇天](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/618.png)
(するときゃするんだね…)
中でも「抗核抗体」という自分の体に
対する抗体が陽性の人は再発率も
高い場合もあるとかないとか…
(私はこの検査80倍で一応陽性でした)
でもこの抗核抗体は健康な人でも
2割ほどの人は陽性になってしまう
こともある検査なので、それほど
気に病むこともないって励まされました。
気にせずいこうと思います![昇天](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/618.png)
![昇天](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/618.png)
また、再発した人では半年から10年の
間に再発している人が多いらしい。
10年後なんかもう病気のこと忘れとるぞ…![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
(5〜20%くらいの人が再発)
そして先生からも説明があったことで
1番気になっていることがあります。
菊池病を発症した人はその後、
あるいは菊池病と併発して
全身性エリテマトーデス(SLE)
になる患者さんも少ないがいる、
ということでした。
な、なんですか…そりゃあ…、
検査技師になる為の国家試験で
一応検査の勉強はしたことあるけど、
いやそれと菊池病関係あるのですか、
先生ぇ……![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
本当に確率的に言えば低いけど、
いることにはいるんですよね、
って先生もなんともフワッとした感じでした。
(だから定期的にフォローしとこか、らしい)
さて次回、菊池病とSLE(膠原病)に
ついて書こうかやめとこうかと思います![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
(菊池病もSLEも未だ原因不明らしいし…)