先日のポコチャで素晴らしい事がおきました。
アンナ姫が最近映画のボヘミアン・ラプソディを観て感動して、クイーンにハマってしまったとのお言葉がありました。
クイーンにハマっている姫。たっぷりクイーンをきいてね。
1月15日のブログに僕の周りのタレントさん界隈はロックに無縁だとか嘆いたり。
アンナ姫よロックはいいぞ。一生聴いて行けるぞ。何て言っていたのが神様に届いたかの様な気分です。
しかし、ここでSNSでよく見る、若い人がロック(特に古めのハードロック、ユーロロック)を聴き始めました。なんて書いたらどこからともなくロックおすすめおじさんが現れて引いてしまう程にご教授する光景を目にしますが、そうならない様に上手くやりたいと思います。
まあ、クイーンを聴き始めたと言ってもあれだけお茶の間に浸透したクイーンですから当たり前です。ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターを聴き始めました言っている訳ではありません。
前置きが長くなって来たので。(かなり僕の独断と偏見が入っています。ガチ勢の方お許し下さい)
クイーンは過去に日本で大きく3回の大ブームがありました。
①1970年代の全盛期
1973年デビューするもイマイチの評価でした。
しかし、僕ら界隈では名盤との誉高いセカンドから徐々に評価が上がり4枚目の「オペラ座の夜」で大ブレイク。
ここに「ボヘミアン・ラプソディ」が入ってます。
もうこの頃日本では人気大爆発です。
と言っても僕は子供も子供なのでそんな事は知りません。本国よりも先に日本がクイーンを応援してくれたとメンバーも言っています。
初来日事は大変な騒ぎだったみたいです。
若い頃長髪時代のフレディ・マーキュリー
何となく似てませんか?結構周りからも言われていたみたいです。
このミュージック・ライフと言う雑誌がクイーンの日本での人気を後押ししていました。
僕もロックを聴き始めからつまらなくなるまで毎月買っていました。
実際この70年代の最初のブームの頃の作品は素晴らしいものばかりで、いくらひねくれている僕でも、好きな曲が多いです。
映画のお話しは後でするので、映画で流れてなくて僕の好きな曲。
何と言ってもこれです。「シアー・ハート・アタック」より
ひねくれていてもあのメタリカがカヴァーしたらいい曲に聞こえます。
それとこのレインボーシアターでのライヴは絶対に観た方がいいです。
これはクイーンのメンバーとメタリカのジェイムズ・ヘットフィールド、ブラック・サバスのトニー・アイオミが共演したヴァージョンです。
僕の好き人が集まっています。
これも「シアー・ハート・アタック」から
このブライトンと言うのは地名でサッカーの三笘薫選手が所属する地域の事です。
聞けばすぐ分かるノリのいいロックです。
この70年代全盛期は僕も当時の事は直接知りませんが、後聞くなりそれは凄い人気だったようです。
人気に差はありましたが、
クイーン、キッス、エアロスミス
これが当時の三大バンドと言われていました。
これにチープ・トリックを加えて四天王みたいに言う人もいます。日本人はほんとに三銃士とか四天王とかが好きですよね。
後で他の3バンドのオススメも紹介します。
②キムタクのドラマでの大爆発
木村拓哉主演の2004年ドラマ「プライド」でボーン・トゥ・ラヴ・ユーが使われました。ベストアルバム「メイド・イン・ヘヴン」収録のクイーン・ヴァージョンが超ウルトラスーパー大ヒット。新しいベスト「ジュエルズ」も100万枚を超える鬼ヒット。
元々はフレディのソロアルバムの曲でした。
僕のイメージではそっちでノエビア化粧品のCMで使われていました。
とにかくもの凄い人気でした。
その頃の僕は過去のバンドが次々と紙ジャケットで再発されていて、クイーンもそれで集め直そうかなあーと思っていた矢先にこれなので。
完全にひねくれ発動で買うのをやめました。
当然ドラマも一秒も観てません。
この勢いに乗って2005年に20年ぶりに来日しました。
フレディは1991年に亡くなっているので、ヴォーカルはなんと、なんと、なんと、元フリー、バッド・カンパニーのポール・ロジャース⁈
フリーやバッド・カンパニーはロック好きなら当然誰でも知っているので、
「合うのか?フレディとは全然違うぞ」
巷では言われていました。
ナット・キング・コール&ナタリー・コール方式の後、例のギターソロの後からポールが出て来ます。合っているかどうか?聴いた人の判断にお待せします。
僕の印象としてはポールはフリーやバッド・カンパニーしとして観たい。それだけです。
僕の友人はポールが大好きなので観に行きました。感想は僕と同じでした。
因みにこのライヴの途中でポールのバンドの曲もセットに入っていました。
つまりそれくらい尊重されていたと言う事です。
しかし、程なくポールはやめてしまいました。
余談ですが、木村拓哉さんは主演ドラマで何度もロックを使ってくれています。
クイーン、エアロスミス、ザ・ローリング・ストーンズと僕と趣味は合っています。
さすがにエアロスミス「エンジェル」が使われた2005年ドラマ「エンジン」は観ました。クイーンの二番煎じを狙ったユニバーサルミュージックの思惑はそこまでとは行きませんでした。F3000のレーサー役の木村拓哉さん、堺雅人さん、上野樹里さん、戸田恵梨香さん等が出ていてそれなりにドラマは面白かったです。
むちゃくちゃ余談ですが、クイーンもパチスロになってます。アンナ姫と同じです。
幕張メッセのステージにも立っているし凄いよ。
③映画「ボヘミアン・ラプソディ」大ヒットによる三度目のブーム
2018年に公開されました。
世界中で瞬く間に大ヒット。
もう完全にひねくれている僕はクイーンは別に気にしていませんでした。
2012年にアダム・ランバートがヴォーカルになってサマーソニックに来たりしていましたが、
僕にすればあーそうですか。と言った感じです。
そんな中、映画が公開されてクイーンを知らない人も巻き込む社会現象と言った感じでした。
史実と違うとか、細かいところに文句を言っている僕みたいな人がいるなあと思っていました。
僕も大事な所が違うのはなあと思っていました。
しかし、世間はそんな事は関係ありません。
僕が好きなラジオ番組で今までロックのロの字、クイーンのクの字も言った事の無いような人からも映画で感動した。のオンパレードでした。
でも、それでいいと思います。
世間の人がクイーンからロックに入り色んな素晴らしいバンドの曲を聴いてくれればそれでいいのです。
アンナ姫もクイーンをひと通り聴いて他にもどんなのがあるかなあと思ったら、まずは
エアロスミスかチープ・トリック辺りから聴くのがいいかなあと思います。
では、映画のハイライト、ライヴ・エイドの所の
僕なりの解説。
ライヴ・エイドは当時眠い目を擦りながら、
テレビ局の構成に文句言いながら観てました。
1. ボヘミアン・ラプソディ 全部やってくれよと言った感想です。
2. レディオ・ガ・ガ あのレディー・ガガがこの曲から名前を付けました。僕がロック聴き始めて少しした頃流行っていました。変な曲だなあと思ってました。
3. ハマー・トゥ・フォール 特に思い入れのある曲では無いので他の曲の方がいいなあって感じ
4. 愛という名の欲望 変なロカビリーみたいな曲なのでそんなに好きでは無いです。
5. ウィ・ウィル・ロック・ユー まあ定番中の定番で盛り上げに最適です。
6. 伝説のチャンピオン 締めくくりにはこれしか無いです。映画でこの後感動のフィナーレになるのだから完璧ですね。
すみません。映画は僕には普通に観られないです。変に本人に寄せているのでカヴァー・バンドにしか見えず全然入って来ません。まあ日本に沢山いる変なコピーバンドより数段マシですけど。
しかし、クイーンは素晴らしいです。
劇的な展開
完璧な曲構成
素晴らしいヴォーカル
独特なフレーズを編み出すギター
独創的なファッションセンス
コミカルながら作り込まれたミュージック・ビデオ
上げればキリがないです。
それと日本に対する思い入れが強いようです。
この曲は紅白で演奏されましたが、一部日本人に対して不適切な部分があるので変えてくれたそうです。bomb(爆弾)を変えたそうです。
ラジオで聞いたのですが、何と変えたか忘れてしまいました。
日本語歌詞も出てくる曲です。このビデオを見ればクイーンと日本の関係がよく分かると思います。
僕もこのひねくれた性格、日本での過剰な持ち上げ、ライバルのエアロスミスの大ファン、その他諸々無ければもっと素直にクイーンを聴けていたかもしれません。
ひねくれを忘れてアンナ姫にオススメしたい僕の好きな曲をいくつか。
何と言ってもこれです。
英国のスーパースターの共演です。
特に始まりのベースラインが病みつきになります。そしてボウイとフレディの絡みが素晴らしいです。これを生で観た人がいるならうらやましいです。天国で共演しているのかなあ。
前述したストーン・コールド・クレイジーに通ずるハイテンポの曲です。
ブライアンのギターリフがお気に入りです。
そしてコーラスも素敵です。
キープ・ユアセルフ・アライヴ🎵とつい歌いたくなりますね。
初めて聴いた時は変な曲だなあと思いましたが、
コーラスが素晴らしいです。
そしてブライアンのソロ。
これぞクイーンらしい曲ですね。
最後これです。
これを初めて聴いた時はなんじゃこりゃ?
ロックなのか?なんなのか?
全然分かりませんでした。
色んな音楽を聴いて改めて聴くと凄さが少しだけ分かったような気がしました。
色々ひねくれた事を書いて来ましたが、
この曲の前にはひれ伏すしかないです。
クイーンを聴き始めたアンナ姫やみなさんへ。
沢山のアルバム、曲があります。
「どれ聴けばいいの?わかんない⁈」そんな声が聞こえました。
クイーン2がいいぞ、これからだみたいなこだわりおじさんの声は無視して。
まずは映画のサントラ、ベストアルバムのジュエルズ、メイド・イン・ヘヴンを聴いて気に入ったらその曲の入っているオリジナルアルバム。
といった順に聴くといいと思います。
そしたら、ライヴ・アルバム。
今はサブスクで全部聴けます。
いい時代です。
YouTubeでのライヴもいいと思います。
レインボーシアター
ハマースミス・オデオン
ロック・イン・リオ
は観られるはずです。
次回はクイーン番外編をお送りします。
では、クイーンを聴いても
STAY HEAVY!