本日は、池袋のサンシャイン劇場まで芝居を見に行ってきました。
演劇集団キャラメルボックス 創立25周年記念公演第二弾、
「Bye Bye Blackbird」です。
キャラメルボックスと私のつきあいは、もうすでに15年以上になります。
初めて見に行った公演は、1994スプリングツアーの「アローンアゲイン」でした。
ラストシーンの一面のひまわり畑は網膜に焼き付いています。
『一人で行けるさ。もっと遠くへ』というラストの台詞は、
ちょっとしたマイブームになりました。
今でも幕開きの台詞は諳んじて言うことができます。
『まず最初に断っておくが~』ってやつ。
というのも、学生時代、劇作を学んでいた私が勉強の為にやっていたことが
二つある。
まずは、戯曲分析。
劇的構造を分析し、人物の感情の放物線を解析するという、
表を作ることが大好きな僕にとっては、それはそれは楽しい作業だった。
そして、耳コピ。
芝居の音源を聞きながら、それを脚本の形に仕立てていく。
脚本→芝居の逆を行くことで、戯曲としての構造を組み立てることができた。
このふたつは、今でも僕の財産になっていると思う。
このふたつの作業のお手本が、キャラメルボックスの芝居だった。
公演ロビーで脚本は売っているし、公演を収録したビデオも売っている。
勉強の材料はすべて揃っていた。
「人が人を思う気持ち」というテーマも、僕の腹にしっくり収まった。
成井豊さんと真柴あずきさんという二人の作家の言葉をお手本に、
僕は学生時代を過ごしたのだ。
僕の初心は、ここにある。
見に行くと、必ず初心を思い出させてくれる。
お客さんに笑顔で返ってもらうため、僕は今の仕事についたのだ。
そんな当たり前のことを再確認させてくれる。
今日の芝居は、久々のヒットだった。
最近の新作は「?」ということが多かったのだが、
今回は人の弱さが、ジリジリと迫ってきた。
やっぱり人間は弱い生き物なんだと思う。
弱いからこそ、演劇や音楽や芸能を作り上げたんだと思う。
逃げ道をつくること、それが一番人間らしいってことなんじゃないかな。