ゴジラマイナスワン 感想書きなぐり
・映画として
ゴジラ無くしても見応えのある、終戦後映画だったな。服装と共に建物が真新しくなるのに目が取られがちだけど、あれ、元々の古びた家や家だったものの造り込み具合が細かいから、新築の家が映えるんだとおもうよ。あれはすごい。移り変わりのところもっかい見たいな。主人公への感情移入は簡単にはできないレベルなので入り込むことはできないと思った。あれを簡単に感情移入できるとか言いたくない。それにしても俳優陣の演技が馬鹿良い。安藤サクラさんの登場した時から場面場面の情緒の変化と母の顔がものすごく感動した。あと、橘さんね。かっこよすぎだろ、マジ最期震えたわ。有名どころの演技もさることながら、要所要所の脇役陣が良い味出してますね。作戦への決起するひと言目を言う人も、撤退を進言する人も、橘さんと整備する人も、みんな良かった。おにぎり食ってる奴好き!
・ゴジラとして
こっ…………わ!!!!!!!!!!!!
どゆこと????半損した顔面が再生したけど?????あと、熱線、破壊力ありすぎだろ、マジ怖い。あれはトラウマになる。
島でのファーストコンタクト時での大きさと強さは、VSキングギドラのゴジラザウルスを思い出しますね。比じゃないくらい凶暴だけど。ビキニ沖で"ゴジラ"と成り果てた後は、徐々に身体が進化していってる感じがして、シンゴジラ味があったから。胸部の傷とかもオマージュだろうね。背鰭の飛び出るギミックは熱放出って意味なのかな。あれはなんか過剰演出な気もする。光るだけでも怖いと思うから無くてもいいかな。銀座襲う場面での記者の言葉は初代オマージュかね。あれはなくても良かった。ただひたすらにその場にいる人達の悲鳴で埋め尽くして絶望を植えつけるほうが好みかな。あれだけ人が潰れる描写するんだし、それだけ残酷でも良かった気がする。最後のシーンは、ミレニアムシリーズとかに近い描写かな。色んな世代のオマージュがあって、過去作品(昭和、平成、ミレニアムまで)見てきたゴジラ馬鹿としては、ハウリングとか、博士枠とかクスッと笑えるところあったんだけど、知らない勢はどうだったんだろうか。感想聞いてみたい。
CGゴジラは、ミレニアムシリーズの海中シーンから毛嫌いしてる人なんですが、…まぁ、今回も毛嫌いしてるから今更見てるわけで…ただ、思ったよりは嫌ではなかった。一部、"あれ?いまのスーツっぽいな?"ってなったのはあるけど、CGゴジラ特有の"生き物感がしない"が今作は良い方向に、化け物じみてていいスパイスになっていましたね。あれはあれで良い。
・MVP
VFXばかり取り上げられてる気がするけど、大道具すごい仕事してるよ
VFXばかりかと思っていたから、すんごく嬉しくなった。
・総括
ひと言感想でも言いましたが、「ゴジラシリーズ映画ではなく、ゴジラの映画」がまとめの感想です。
シンゴジラの時にも、初代オマージュやBGMの関係で、"ゴジラシリーズ"として含める含めないの賛否はとてもありました。"シンゴジラはゴジラ映画ではない、あれは新しい恐怖との映画"ってのが俺の最終的な感想なんだけど、今作、マイナスワンは、オマージュを含めつつBGMも往年の名曲を使っているのでシンゴジラっぽく取られがちになるんだけど、あの時代背景が相まって、題名通り、初ゴジとは違うゴジラになっているなと思いました。VFXの凄さはわかる、わかるけど、評価されてるのは、描き方とかストーリーのバランス、演者さんの一人一人の力の方が強いんじゃないかなと思ってる。どうしても映像に評価が持っていかれて、メディアで取り上げられてる銀座のシーンばかりが表に出るけど、人達の場面場面、戦時戦後の人々の移り変わり、戦争の時との違いなど、映像効果以外で楽しめる部分が多い映画だと思いました。
あと、「ゴジラシリーズではない」って意図だけど、これ今までのゴジラじゃないもん、そして、シンゴジラとも違う、だから、シリーズじゃなくて「ゴジラの映画」なんだよ。
あたしゃそう思うよ。