「本を読む人」になりたい!第1回 本がいっぱいある場所に行って本と巡りあう 編 | 京都の講師の雑記録

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京都の塾で、現代文・古文・漢文・世界史などを教えている講師の雑記録です
京都ネタから、国語指導関係、世界史雑学まで、さまざまな記事を書いていきます

突然ですが、今般、この場で連載を始めることにしました。
題して 
 小粒でピリリ連載『「本を読む人」になりたい!』

今日はその第1回ということで、緒言と第1回「【本がいっぱいある場所に行って本と巡りあう】編」をお届けします。

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第0回  【「本を読む人」になりたい!】緒言

本を読まない人は、「本を読め」と言われることがあると思います。

しかし、「読め」と言われて読めるものなら、本人も苦労はない。

「本を読みたいけど、続かない、どうしていいか分からない」。
多くの人がそんな悩みを持っているのではないでしょうか。

この記事は、そういう人が「本を読む」人になることをくわだてたものです。

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よく「受験勉強なんて社会で役に立たない」という人がいますが、
半分当たっていて、半分間違っています。

「社会で」というのは「働くうえで」ということでしょう。
それなら、確かに、受験勉強で得た知識はすぐに役に立たなくなります。

そもそも初めから使わない知識も多いでしょう。
「知識」という面では、受験というのは微妙な面があります。

しかし「勉強する」という行為自体は、絶対にずっと必要で、これ以上に「役に立つ」ことはありません。
「勉強する」ことができなければ、何の仕事も出来ようはずがありません。

そして、その「勉強」の最たるものが「本を読む」ことなのです。
中国語では、「読書(du2shu1トゥーシュー)」で、「勉強する」という意味があるくらいです。

ですから、本当の意味での「勉強」という意味で、中高生諸君には、何をおいても「本を読む」ということを身につけて欲しいのです。

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「こんな本を読もう」という「読書案内」はよくありますが、なんか微妙じゃないですか?

もちろん、本を読むようになるきっかけの一つだとは思うのですが、案内されないと読めないと悲しいですよね。
習慣として、自分で本を見つけて、ガシガシ読んで行く人、そんな本好きになりたいものです。

この連載では、そういう「本好き」の道に入っていくうえで役に立つ、モノ・コトを挙げてみたいと思います。

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第1回  【本がいっぱいある場所に行って本と巡りあう】編

大量に本がある場所に行って、色々探してみるのは良い方法です。

あまり本を読まない人こそ、そういう場所に行ってあちこち回ってみるのは大切です。
時間のある時に、アホみたいにゲームしたりテレビ見たりするか、こんな所に行くかの差は大きい。

はじめは行ってもパッとしないかも知れません。
たくさん本がありすぎて、平積み・棚差し、本のタイトルもあまり目に入らない。

しかし、行っているうちにあの空間にも慣れてきて、本のタイトルが目に入るようになり、次から次へと本が語りかけてくるようになるでしょう。

★大きな本屋
まずは定番です。
新しく出版された本を「新刊」と言いますが、最近はどんどん新刊が出ては消えるので、
1週間に1回くらい言っても、色々変わっているはずです。
また、こうした大型書店には、かなり専門性の高いカリスマ店員がいるので、
色々本を買いたくなるような仕掛けをしてくれるものです。

・ジュンク堂京都店...
 四条町富小路。言わずと知れた京都の定番。1階から5階まで本がぎっしり。 ある程度、自分の得意分野とかが出来れば、ここにこもるのは無上に楽しい。

・ジュンク堂京都BAL店...
河原町通三条下る (下写真)。京都最大らしい。


・アバンティブックセンター...
八条口アバンティ6階。老舗だが、最近は大型書店が増えて、存在感が薄い。 
ここに行くなら、次のイオンモールに行くかも。

・大垣書店イオンモールKYOTO店...イオンモールKYOTO Kaede館2階 (下写真)


もっと大きいのは大阪に。
・MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
・紀伊国屋書店梅田本店

★公共図書館
次も定番。公共図書館です。

京都市は公共図書館がたいへん貧弱で、最大の中央図書館でも蔵書数は37万冊。
大阪市170万冊とは比べるべくもなく、神戸や茨木と比べても、その半分以下に過ぎません。

それでも、十分に色々な本が読めるわけですから、活用してみましょう。
貸し出しは10冊2週間で、返却はどこの市立図書館でも返せます。

・中央図書館...
 丸太町七本松西入る北側。蔵書数37万冊
・右京中央図書館...
 右京区太秦下刑部町サンサ7右京3階。22万冊 (下写真) 新しくてきれい。平日は8時半までやっています。ベランダで読んでもいいし、借りたうえで、図書館の上の階のラウンジで読んでもいい。


・伏見中央図書館...
 伏見区今町。・醍醐中央図書館...伏見区醍醐高畑町パセオ・ダイゴロー西館4階
京都府の図書館もあり、ここは改装後使いやすくなりました。・京都府立図書館...左京区岡崎。100万冊 (下写真)

★学校の図書館
利点は、利用しやすいことです。
休み時間や放課後など、すぐに行けます。

学校によって規模の大小などがあると思いますが、私立などは良い図書館を備えていることが多いようですので、ぜひ利用してみましょう。

我が母校 洛星などは、素晴らしい図書館を備えており、私も生徒の頃はよく利用しました。

当時は本の裏表紙の内側とかに返却日をスタンプする紙がついており、それを見れば何回借りられているか分かるんですね。
そして「まだ誰も借りていない」本を借り、まっさらの紙に新しく日付印が押されるのを楽しみにしていた記憶があります。

また少なくとも当時は、自分が借りた本を記録していく紙があり、それに本が増えていくことも楽しみでした。
(この「本の記録」については、また回をあらためて書きますね。)

★個性派本屋
もう知っているものもあるかも知れませんが、時間を見つけて、ぜひ行ってみてください。
そして、本屋は日々変わりますから、日をおいて再訪するのもよいでしょう。

○恵文社一乗寺店(下写真)...
京都の代表的個性派書店。ガーディアン紙の「世界の本屋ベスト10」で9位に入ったこともあるそうな。 
曼殊院道の、東大路より東、白川通より西にあります。
電車なら、叡電の一乗寺駅から西に徒歩3分です。
http://www.guardian.co.uk/books/2008/jan/11/bestukbookshops


○ガケ書房...
同上。こういう所は「とりあえず行ってみる」ことが大切です。
店の雰囲気とかも分かりますから。 
白川通りの別当町(御蔭通)の交差点から南へ150mくらい行った東側です。
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/index.htm


○ヴィレッジヴァンガード...
全国的に展開する遊べる本屋です。店内では、そそられる本だけでなく、たのしげな雑貨や、個性的なポップや、たまにあやしげな人が見られます。実際に買わなくても、タイトルを見ているだけで楽しい。ジャンルも、ハヤリものから、少し前の小説、ビジネス本・啓発本まで、バラエティに富んでいます。京都の店舗は、イオンモール久御山、三条、北山、新京極、ヨドバシカメラ内、イオンモールKYOTO内、西院、アルプラザ城陽内にあるそうな。(下写真は西院店)


○五条のスターバックスのツタヤ
京都リサーチパークのところの、スタバが2つあるうちの、西の方の、ツタヤと一緒になっている方です。
中・高校生なら勉強で使ったりするかも知れませんが、スタバで本を読むのをイメージしながら、本を買うのはいいかもしれません。

★番外編 古本屋
古本屋も本がいっぱいある場所です。
しかし初心者にはなかなか難しい。

まず昔ながらの古本屋さんは店ごとに特色があったりして、それを見究めないと利用しづらい。
私なども古典系で利用するくらいです。

また、ブックオフや古本市場も、「売れる本」ももちろんありますが、大半は店が「買ってしまった本」をおいてあるわけです。
そして「売れる本」とはたいていがハヤリ本で、そういうものは値段が高かったりする。

まあ、少し前のベストセラーとかを買うにはいいかもしれませんが、あまり「本好きになる」空間ではないと思います。



以上、どうでしたか?
役に立ちそうでしょうか。まあ「本を読む人」になるには、いろいろワザを合わせないと、一筋縄ではいかないでしょうから「いろいろあるヒントのひとつ」と思ってくれればよいと思います。

次回はいつになるか分かりませんが、
 第2回 【ネットで好きな本と本と巡り合う】編
を予定しています。乞うご期待!

ちなみに、本連載『「本を読む人」になりたい』のタイトルは、
 鹿島茂『馬車が買いたい!』

 同『子供より古書が大事と思いたい』
にインスパイアされているようです。
「本狂い」の鹿島氏については、また回を改めて扱うことでしょう。



追記)この記事は、以下のブログに私が書いた記事を転載したものです。
Tops講師ブログ http://www.tops-kyoto.com/blog01/cat16/000227.html