
韓国の親北・左翼の少数野党、統合進歩党の李石基議員(51)が国家体制の転覆を画策したとして「内乱陰謀」容疑で逮捕された問題は、捜査が同党の他の議員にも及ぶ展開をみせており、韓国政界や社会を揺さぶる事態となっている。
捜査当局によると、李容疑者は内乱陰謀・同扇動と国家保安法違反容疑を否認している。
李容疑者と支持者は捜査当局が強制捜査に踏み切った先月30日以降、激しい組織的抵抗を見せた。
このため、捜査当局は国会での逮捕同意案が通過した4日、翌日に予定されていた裁判所での令状審査に「出頭しない恐れがある」として、逮捕前の身柄確保に踏み切った。
李容疑者は強制捜査後、「韓国が朴槿恵王国になる始まりだ」などと抗議し、4日には「真実と正義は必ず勝つ」と笑いながら主張。
5日の逮捕前には「内乱陰謀容疑は捏造(ねつぞう)だ」と叫んで抵抗する一方、支持者らに両腕でハート形を作る余裕も見せた。
韓国メディアは「凱旋(がいせん)将軍のようだ」と批判している。
地元報道によると、李容疑者は北朝鮮の「主体思想」の普及や反米の「反帝青年同盟」に参加。
92年には北朝鮮の指示で創設され、後に摘発された韓国最大級の親北地下組織とされる「民族民主革命党」の地方幹部としても活動していたという。
李容疑者は2002年5月に逮捕され、懲役2年6月の判決を受けたが、03年の光復節(8月15日)特別赦免で復権して12年の総選挙で当選。
「筋金入りの革命運動家」(韓国政界筋)は活動の舞台を国政に移した。
朴槿恵政権発足後、北朝鮮に追従する統合進歩党や自身の姿勢が批判されると、「従米(米国追従)の方がもっと問題だ」などと反発していた。
捜査が他の所属議員にも広がりを見せる統合進歩党は、昨年12月の韓国大統領選に際して行われた大統領候補者による公開討論会で同党の李正姫候補が朴槿恵氏について、「旧日本軍将校の高木正雄(朴正煕大統領の日本名)の娘」「(日本統治からの解放後に)クーデターで政権を取り、韓日(請求権)協定を押しつけ独裁の鉄拳をふるった親日と独裁の子孫」などと批判したことで知られる。
2013/09/08
[ZAKZAK]