韓国:韓国学生「歴史は苦手」 | already read‐news。ο

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「日本は正しい歴史認識を持つべきだ」

韓国から突きつけられる批判である。

「韓国は歴史問題にこだわりすぎではないか」と日本側は反発する。

ところがその韓国でも、学生は歴史科目を嫌い、自国の成り立ちについての知識量が落ちているのだという。

■入試に不利と敬遠

韓国史は高校で八年前から選択科目になった。
大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)で昨年、韓国史を選択したのは全受験者の7.1%だけだった。

高校一年では学ぶが二、三年生はほとんど勉強しない。
韓国紙「朝鮮日報」によると、予備校講師は「他の科目より分量が多く内容も難しいので、入試には不利だと敬遠する」と話す。
国史に相当する科目の履修率は、中国や日本と比べてもはるかに低いという。

歴史上の人物、韓国人が尊敬する「抗日独立運動家」についてよく知らない生徒もいる。
初代韓国統監であった伊藤博文を暗殺した安重根(アンジュングン)と、近代化と教育振興による独立を目指した安昌浩(アンチャンホ)を区別できない。
十六世紀末、豊臣秀吉の水軍を撃退した武将、李舜臣(イスンシン)の名前は知っているが、詳しい功績がわからない。
古代から近代まで、歴代王朝の流れをよく理解していない―。

生徒の歴史離れには教育制度だけでなく、もっと深い事情がありそうだ。

■漢字学ばぬツケでは

貿易立国、グローバル化を掲げる韓国では英語熱がすごい。
小学校から必修となり、大学では英語だけの講義も増えている。
歴史を勉強する時間があれば、英単語を覚えようという雰囲気だ。

もう一つ、学校で漢字をほとんど学ばない影響も大きいのではないか。
歴代王朝の著名な王から文化人、近代の政治家まで人名と、制度や文物も本来は漢字で表記されるのに、教科書の本文はハングルで記される。
日本の歴史上の人物をすべてひらがなで書くようなものであり、これでは正確に覚えられない。

ただ、韓国では文書のハングル表記が原則であり、漢字復活論は通じないだろう。

それでも、歴史離れに危機感を抱いた教育省は大学入試制度を改革し、二〇一七年度から韓国史を必修科目にする案をまとめた。
日ごろ歴史教育の重要性を強調する朴槿恵(パククネ)大統領の意向も反映されたようだ。

■戦後日韓関係教えて

手元に二〇〇七年版「高校国史」教科書がある。
近代史は日本の植民地支配にどう苦しめられ、民族の独立、建国を成し遂げたかという記述が続く。

それに比べて戦後の史実はわずか。
「朴正煕(パクチョンヒ)政府は、日本の謝罪と正当な補償を要求する市民、学生の激しい反対を抑圧し、韓日国交を正常化した」(一九六五年)との記述があるが、その後はサッカー・ワールドカップ(W杯)共催が短く記されるだけだ。

日本の経済協力など戦後の日韓関係史をもう少し教えてほしいと願う。
でないと、韓国の若者は「日本は何も反省していない」と誤解したままだから。
(山本勇二)


[中日新聞]
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