アメリカ:肥満大国・学校で“ポテチ”販売禁止 | already read‐news。ο

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旅行などで米国に行かれた方ならご存じだと思いますが、米国には日本で見たことのないレベルの肥満の人々がたくさんいます。
米主要メディアがさんざん報じていますが、いまや米国では成人の3分の2が標準体重越えか肥満で、文字通り世界一の肥満体国と化しているのです。

低カロリーで健康的な菓子だけそれだけではありません。
子供たちの肥満化まで猛烈な勢いで進んでいるといいます。
そこで米国では、ついに来年7月から、学校内の自動販売機などで販売している塩分や脂肪分、糖分が多いポテトチップスやドーナツといったスナック菓子類の販売を事実上、禁止し、より低カロリーで健康的な菓子に置き換えることを、わざわざ法律(連邦法)で定めることになったのです。
これ、言い方を変えれば、子供たちが学校内でポテチのようなスナック菓子を食べることは法律違反になるということですね。
びっくりですね。

この新しい法律、将来の米国の肥満化を防ぐにはまず子供の肥満化を防がねばならないというオバマ政権の真剣さの表れといえそうです。
オバマ政権では2010年、ミシェル・オバマ米大統領夫人が中心となり、官民一体による全米規模の子供の肥満撲滅キャンペーン「レッツ・ムーブ」を展開すると発表しました。

これを受け、12年には米ウォルト・ディズニー社が自社運営の子供向けテレビチャンネルでジャンクフードの広告排除を決定、米飲料大手、コカ・コーラも今年1月「肥満問題に社として真剣に取り組んでいく」との姿勢をアピールするテレビCMを米国で流すなど、肥満防止キャンペーンに取り組んでいます。

6月27日付米ニュースサイト、デイリー・コーラーによると、ミシェル夫人は今回の新法の発表に関し「多くの親たちは、子供たちに健康的でバランスのとれた食事や軽食を提供するため、日々、懸命に働いています。ところが残念なことに、外出時の子供たちがスナック菓子を買おうとすることは止められないのです。だからこそ、私はひとりの母親として、学校が児童や学生に健康的な選択肢を提供し、家庭内での子供たちの健康維持を強化するこの取り組みが行われることに大変な喜びを感じています」との声明を発表しました。

米公益科学センターの栄養政策責任者、マーゴ・ウータン氏も今回の新法について「子供たちの食生活を改善し、子供の高肥満率解消に取り組む歴史的な栄養政策だ。親御さんたちは、子供たちが(学校内で)ジャンクフードや甘い飲み物を買わないかと心配する必要はなくなるだろう」と高く評価しています。
穀物や果物、野菜50%超
では、具体的にポテチやドーナツの代わりに校内で販売される“より健康的なお菓子”とは何なのでしょう。

6月27日付米CNN(電子版)などによると、新連邦法によって学校内で販売可能となるお菓子は、必ず乳製品とタンパク質を含み、全体の50%以上が穀物や果物、野菜でできているか、4分の1カップ(液体だと50ミリリットル)分の果物か野菜を含んでいることが必須条件となります。
どのお菓子も350キロカロリー以下でなければならず、そのなかには必ず200キロカロリー以下のお菓子が含まれていなければなりません。

具体的には、朝食でおなじみのシリアル(穀物)にドライフルーツなどを加えて固め、棒状にした「グラノラバー」や、よりナッツやフルーツの割合が多い運動時などによく食される行動食「トレイルミックス」、油で揚げていない焼きチップスなどになるといいます。
栄養たっぷり「シリアルバー」、砂糖もたっぷり また、飲料に関しても細かな規定を設け、スポーツドリンクでも糖分が多ければ販売できないが低カロリーなら認められ、低脂肪・脂肪分ゼロの牛乳や果汁100%の果物・野菜ジュース、水はOKとなります。 米国農務省(USDA)によると、全米の学校や食品・飲料メーカーは来年の7月1日までにこれらの基準に対応せねばなりません。
つまり来年の7月1日からこの取り組みが具体化されるということです。

何だかやり過ぎと思われる方もおられると思いますが、これでもまだ手ぬるいとの声が出ています。

子供たちの学校生活の向上を母親の立場から訴える個人ブログを運営するステイシー・ホイットマンさんはCNNに「(今回の取り組みは)正しい方向への大きな一歩」と話し、評価はしたものの「焼きチップスはドリトス(米のカルビーです)のポテチよりは良い選択肢だが、しょせんはジャンクフード。「グラノラバー」や「シリアルバー」も栄養価が高いようにみられているが、砂糖を(たくさん)染みこませている。それに、砂糖入りの甘いヨーグルトや味付き牛乳がデザートだなんてインチキですよ」と憤慨しています。

実際、米の「グラノラバー」だって日本人の舌で言うと、激甘。
太りますよ。
間違いなく…。

ところがこんなものを米国では子供たちがバクバク食べているわけです。2010年3月2日付米経済ニュース通信社、ブルームバーグによると、米国の子供は1日に3回お菓子を食べ、1日のカロリーの約27%は塩分や脂肪分、糖分の多いこうしたスナック菓子類から摂取しているそうです。
全米3万1000人の子どもを調査したところ、こうしたスナック菓子を食べているとの答えは1977年は74%でしたが、2006年にはほぼ全員にあたる98%に激増していました。
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今年3月21日付CNNは、米学会が、幼児向け食品や塩味のお菓子の約75%が塩分過多と判定し、子どもたちに肥満だけでなく高血圧や糖尿病まで引き起こす可能性があると警告しています。

ところがこの取り組みに笑える論理で反対している学生たちがいるのです。

米国の学校給食は子供たちの年齢に応じ、摂取すべき最低カロリーと最高カロリーを定めています。
幼稚園から小学5年生までは550キロカロリー~650キロカロリー、日本の高校生にあたる9年生から12年生だと750キロカロリー~850キロカロリーです。

カンザス州の高校生たちはこの決まりを持ち出し「過度の規制は児童や生徒のカロリー不足につながるし、何より俺たちはジャンクフードが食いたい!」と主張。
「We Are Hungry(俺たちは腹が減っている)」との反対ビデオを動画サイト、ユーチューブに投稿しました。
今年グラミー賞を受賞した大ヒット曲「伝説のヤングマン~ウィー・アー・ヤング~」の自作の替え歌「ウィ・アー・ハングリー」に乗せ、校内でまともな給食が食べられないため、部活中の生徒は体育館でバタバタ倒れ、授業中の生徒は先生ともども机に突っ伏して授業中断というアホ過ぎる内容ですが、既に閲覧数は120万件を突破しました。

米国の肥満問題は想像以上に深刻なようです。

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2013.7.14
[SANKEI EXPRESS]