アシアナ機事故:機長ら意思疎通に問題 | already read‐news。ο

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米サンフランシスコ国際空港でアシアナ航空(韓国)のボーイング777型機が着陸に失敗、死傷者が出た事故は13日で発生から1週間を迎えた。
これまでの米運輸安全委員会(NTSB)の調べで、機長らは事故直前まで失速などの異常に気付いていなかったことが判明。
着陸準備に入ってから事故に至る82秒間に何があったかが今後の調査の焦点となる。
NTSBでは、引き続き人為的ミスの有無の解明を進めている。

NTSBのフライトレコーダー(飛行記録装置)の解析結果などによると、事故直前には機体の速度が大きく低下。
機長は事故の7~8秒前になって、ようやく操縦していた副機長に速度を上げるよう指示した。
だが、3~4秒前には失速の危険を知らせる警報が出て、滑走路手前の護岸に機体後部をぶつけ、尾翼が折れるなどして大破した。

機体の速度は事故73秒前は時速315キロだったが、事故3秒前には200キロを切り、目標を50キロほど下回っていた。

元日本航空機長で航空評論家の小林宏之氏は、「高度と速度の両方がない状態で気付いても体勢の回復は難しく、立て直せなかったのでは」とみる。

最も大きな疑問は、なぜ機長らは着陸直前まで失速に気付かなかったのかという点だ。
NTSBの聴取に対して機長は、事故の82秒前に自動操縦装置を解除して手動に切り替えた後、速度を自動的に維持する装置「オートスロットル」が働いていたと思っていたと説明。
事故16秒前になって想定通りに作動していないことに気付いたとしている。

NTSBの調査では、自動操縦装置に不具合は確認されなかった。
ただ、NTSBは装置を稼働させていたかどうかには触れていない。
小林氏は「自動操縦装置を解除した際、一緒に切ってしまった可能性もある。事故までの82秒間が原因究明の焦点となる」と推察する。

当時は、副機長が機長の指導を受けながら777の操縦訓練を積む「慣熟飛行」の最中だった。
副機長は約1万時間の飛行経験があったが、777の経験は43時間で、サンフランシスコ国際空港への着陸は初。
機長も教官役を務めるのは初めてだった。
実際に目標速度を下回ったのは34秒前とされる。

これに対し、機長が着陸をやり直すよう指示したのは約8秒前。
この間は約26秒もある。
小林氏は「神経を使う着陸前に、こんなに長時間速度計を見ないのは通常はあり得ない。初めて同士が重なり、窓の外の滑走路ばかりに気を取られていたかもしれない」と話す。

NTSBは、機長と副機長の意思疎通に問題があった可能性もあるとみて、ボイスレコーダー(音声記録装置)の解析を進める。

2013.7.13
[サンフランシスコ:時事]
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