
中国のファーウェイのユー・チョンドン氏が、フィンランドの電子機器メーカー・ノキアの買収を検討しているが、ノキア買収もブラックベリー買収も幻のようなもの、実現はきわめて困難だ。
英フィナンシャル・タイムズ紙がファーウェイのノキア買収の可能性を伝えるとノキア株は株価を上げ、さらに同社がブラックベリーにも興味を示している可能性があるとの見方が広がり、ブラックベリー株も株価を上げるところとなった。
ファーウェイは欧米ではまだ余り知られていないが、エリクソンをも上回る通信機器メーカーで、職員14万人を抱える巨大企業。
ネットワーク設備の業務でも大きなシェアを誇っている。
IDCの調べによれば、スマートフォン市場では米アップル、韓国サムスンに次ぐナンバー3の座を占めている。

表面的にはファーウェイのノキア買収は問題なさそうに見えるが、しかし米国政府や欧州連合(EU)がその買収を阻止する可能性が高い。
ノキアとドイツシーメンスの合弁企業であるノキア シーメンス ネットワーク(NSN)はファーウェイとシェア争いをしている主要通信機器ベンダーでもある。
市場の独占という問題だけでなく、安全保障の面も大きな懸念要素となっている。
米下院は2012年に「米国の安全を脅かす」として中国製IT機器の輸入を規制しており、ファーウェイや中興通訊(ZTE)の欧米企業買収にも米国が干渉することになるとみられる。
2013年6月25日
[米フォーブス]