
韓国電力取引所(KPX)が7日、今年に入って5回目となる電力供給警報を発令した。
発令された警報は「準備」(予備電力400万キロワット以上500万キロワット未満)レベルで、第1段階の警報にあたる。
夏の電力使用ピークを前にして警報が頻繁に発令されているのは尋常ではない。
警報が気温の上昇による電力消費の増加と関連してはいるものの、より重大な原因は韓国の電力供給システムに問題が生じているためだ。
韓国の原子炉23基中10基が停止しており、韓国の発電能力は例年と比べて大幅に落ち込んでいる。
統計では、2013年1~4月の原子炉23基の発電量は4785万8000メガワットで、発電利用率は79.16%でしかなく、過去20年間の平均水準を大きく下回った。
政府は電力消費の多い企業に対し15%の電力消費削減を求め、国民にも節電を呼びかけている。
韓国の原子炉がこれほど停止するに至った直接的な原因は、基準を満たしていない部品の存在だ。
品質の劣る一部の部品が汚職を背景に調達されたことで原子炉の稼働にトラブルが頻発し、安全性から政府が稼働を停止させ点検を行ったところ、成績証明を偽造したケーブルが使用されていることが発覚した。
そのため、現在23基中10基の原子炉が稼働を停止し、韓国の電力供給に深刻な影響が出ている。

2013年6月11日
[ソウル:ロイター]