

香港とフィリピンのサッカーナショナルチームが4日夜に香港の旺角スタジアムでフレンドリーマッチを行ったが、その際に香港のサッカーファンがフィリピンのサッカーファンを「奴隷の国から来た」と差別的発言をするなどの問題行為があった。
背景には2010年にマニラで起きた中国人観光客の乗ったバス人質事件に関してアキノ(ベニグノ・アキノ3世)大統領が謝罪していないことや南シナ海の領有問題、さらにフィリピンの沿岸警備隊が台湾漁船に発砲し漁民が死亡した事件などがある。
試合は1対0でフィリピンの勝利となったが、国歌斉唱の際に激しいヤジが飛んだ。
「香港力量」と名乗る団体は試合中に、場内で「マニラ事件を忘れない」と書かれた横断幕を掲げ、フィリピンの国歌斉唱の際には背を向けてフィリピンへの不満を示した。
中にはフィリピンの選手やサッカーファンに対して中指を立てる者、ゴミやペットボトルを投げつける者もいた。
香港サッカー協会は5日、いかなる差別行為も容認しないとし、差別発言など一連の問題行為について調査を行うことを明らかにした。
2013年6月7日
[香港・AFP]