

米ボストン連続爆破テロ事件の実行犯とされるツァルナエフ兄弟の両親が5日までに、ロシア南部ダゲスタン共和国の自宅でCNN系列の英ITNテレビとの単独インタビューに応じた。ジョハル容疑者(19)との通話が録音されたテープの一部を公開し、容疑者らの無実を改めて主張した。
兄弟の父アンゾル・ツァルナエフさんと母ズベイダットさんは先週、ジョハル容疑者が4月に逮捕されてから初めて電話で会話した。
同容疑者は米国内の医療刑務所からの電話で、「苦しくはないの」というズベイダットさんの質問に「もちろん大丈夫。食事もしっかり取っている」と答えるなど、落ち着いた様子を示した。
「どうなっているんだと叫び出すかと思っていたのに、それどころか私を落ち着かせようとするなんて」と、ズベイダットさんは驚きを隠さない。
「確かにひどい事件だったが、私の息子たちがやったのでないことは分かっている」と力を込めた。
ジョハル容疑者と兄のタメルラン容疑者(26)は4月15日、ボストンマラソンのゴール付近に爆弾2個を仕掛けたとされる。
タメルラン容疑者は逃走中に警察との銃撃戦で死亡した。
この時ジョハル容疑者の車にひかれたことも分かっている。
ジョハル容疑者は重傷を負った状態で隠れているところを発見され、逮捕、訴追された。
ジョハル容疑者は事件のあった週にダゲスタンを訪れる予定だったという。
「18日に来ると思って待っていたんだよ」
アンゾルさんは電話でそう語り掛けた。
「こんなことになるなんて夢にも思わなかった」いったい何が起きているのか息子には分からないのだろうと、アンゾルさんは話す。
「私には分かる。正義が失われてしまったことがショックだ」と顔を曇らせた。
アンゾルさんは電話口で、ジョハル容疑者に「天国で再会しよう。そこで一緒に暮らせる」と声を掛けた。
2013年06月05日
[CNN]