


中国はついに製品だけでなくブランドそのものを模造するという「近代的なパクリ」の時代に突入した。
これらパクリ店舗の目標は、物質的な需要はどんどん満たされていく中国人が外国の高級ブランドと同じサービスを受けること。
商品や店の内装、割引券、店員の制服に至るまで事細かに真似されている。
こうしたパクリ店舗が雨後のタケノコのように次から次へと出現していることは、中国の「パクリ事業」が新たな1ページを開いたことを表している。
これらの店のパクリ行為がこれまでと違うのは、売っている商品は本物であるということ。
少し前に注目を集めた「偽アップルストア」もそうだ。
だが、こうしたパクリ店舗が実は中国でのイメージ作りに何年も奔走してきた多国籍企業に「活力」をもたらしている。
例えば、雲南省昆明市の「偽アップルストア」もそこで売られている「本物の商品」の売り上げは当然、本家のアップル社に流れ込む。
だが、一体どれくらいの売り上げがあるのか、本家のアップル社は把握しきれない状況だ。販売員の採用基準に口出しすることもできない。
同じような問題はディズニーランド商品を独占的に販売する「ディズニーストア」も直面している。

米ディズニー社はまだ中国での展開を始めていないが、早くも「ディズニーストア」を名乗る店が営業を始めている。

先頃から、中国は“Made in PRC”と名を変えている。
〔PRC〕とは、中華人民共和国の英文名「People’s Republic of China」の略。
「Made in China」と何ら変わらない。
どうして、わざわざ分かりにくい表記をしているのか?
【理由】
中国製品に対する信頼は限りなく低く〔Made in China〕のイメージは世界的に、最悪。
その中で売り上げへの影響を少しでも軽くしたいと考える中国企業の苦肉の策が〔PRC〕の使用・変更なのだ。
2013/6/3
[The Wall Street Journal]