
「外国人観光客に強い印象を残してきた中国」
中国人のマナーは経済成長に見合うほどには成長していない。
中国は西南地方のある都市でのこと。
1台の車が突然、道路脇に停車した。
下りてきたのは母親と子ども。
母親は地面に紙を敷くとそこを簡易トイレとして子どもに用を足させた。
終わると紙をくるめて道端のゴミ箱に捨て、去っていった。
行列も中国人が学ぶべきマナーの一つだ。
数年前、広東省深セン市の出入境管理局での割り込みは私を驚愕させた。
後ろから来た男がまるで私が見えないかのようにずんずん進んでくるのだ。
なにか言い訳するでもなく、ただ人を押しのけるだけ。
中国では当たり前の光景だが、外国人にとっては奇怪でしかない。
中国に行く外国人はさまざまな心の準備をしなければならないが、その中でも悪評高いのは公衆トイレだ。
中国のある空港では強烈な悪臭が私を憔悴させた。
水洗装置がなかったり、あるいは誰も流そうとしなかったり……。
最近では自動で流れるシステムが導入されつつあるが、それも必要に迫られてのことだろう。
水洗トイレの水をちゃんと流せるかどうか。
これを考えると、30年前のタイを思い出す。
タイは長い時間をかけて、こうしたマナーを身につけてきた。
中国はその急激な経済成長と同様のハイペースでマナーを学んでほしい、そう願うばかりだ。
2013/05/30
[タイ紙ネーション]