つづき。


震災後、友人たちが安否を気にして、電話をしてくれたりしました。

私が、いろいろあってどうしていいかわからない・・・と言うと、「ボランティアに行けば?」と言う友人がいたり、

共働きをしている友人と電話をしていると、地震の話からはずれて、

「夫が家事を手伝ってくれない」、とかいう話題になったり、

何か、当事者でない人たちとは、もうひとつしっくり、思いが伝わらない、という感じがありました。

仲のいい友人ではあるのですが・・・。


その反面、よく知らない人とでも行動を共にする、という震災時特有の助け合いみたいなのがありました。

食べ物をもらったりあげたり、ということはもちろん。


隣に住む独身男性と、大阪まで、幼い長女も連れて、3人で銭湯に行きました。

お風呂に入れなくて、困っていたので、お隣の男性が声をかけてくれたので、連れて行ってもらいました。

たぶん、家族に見えたでしょうね。

今そんなこと、考えられません。


地震の前に、予兆があるとかいいますが、変な雲を見たとかそういう記憶はないです・・・。

ただ、震災の少し前のお正月に、実家でゴキブリが出たのを覚えています。

真冬に、こんな虫が出るなんて、とびっくりしたんですが、地震と関係あったのかもしれません。


あのような大震災の体験をしたのだから、何かを得て、今後の対策を立てないといけないと思うのですが、

寝る部屋には大きな家具を置かない、とか、家具につっぱりの棒(天井と家具を固定)とか、

数日分の食料を置く、ぐらいしか、していません。

喉元すぎれば・・・ではなく、食料や水の備蓄、緊急時の連絡など考えておかないとダメですね。


阪神淡路大震災は、未明に起こったので、家族が揃っていました。

もう少し時間が遅かったら・・・電車に乗ってたら・・・活動している時間だったら・・・とか、考えます。


人はやはり、何か紙一重の感じで生かされていて。

生きている限り、その時間を大事にしなくてはいけないのだと思います。


まだまだ、書こうと思えば書くことがあるのですが、長くなりすぎるので、このあたりで・・・。


最後に、

被災地の完全復興・今後の発展と、犠牲者の方のご冥福を心からお祈りいたします。