早熟だった長男が、
反抗期に入りかけて生意気になった
小学校高学年の頃、
冗談で、こんなことを言ったことが
ありました。

「のび太がバカなのはさ、
のび太のママが悪いよね。
できない子に、
ただガミガミ怒鳴って叱ったって、
解決する訳ないのにさ。

何で一緒に解決策を
考えてあげないんだろうって
思うよ。

それに気がついていない
のび太のママの方が
よっぽどバカだと思う。
子供をガミガミ怒鳴る資格はないよ(笑)」

(※決して本気で批判してるのではなく
本人は、ドラえもんが大好きで
毎週観ています)

うーん、まあ、そうだよね(笑)
言葉は悪いけど、一理ある。
実際の生活で、
できない子に対して、
ただガミガミ怒鳴るだけの
保護者がいたら、
それは、間違っているよね、

というような会話をしました。

のび太のママは頑張ってる。
のび太のママは精一杯、
のび太に愛情を注いでる。

でも、やり方が、間違ってる。

※決して批判してる訳ではなく、
ものの例え、です。
ドラえもんは、映画を観に行くくらい
大好きです。

なんで、こんなことを思い出したかって、
次男のクラスに
グレーと思われる子(Aくん)が
いるのですが、

その子が、もしかしたら
適切な療育を
受けられてないのかなって、
心配だからです。

どんなに、適切な療育を
受けても、
支援が必要な子は
一定の割合でいると思います。

その子が、
その子なりに
笑顔が見られて、
その子なりの成長が見られたら
良いのですが、

Aくんが、
どんどん退化しているんです。

入学当時、
クラスの中で、次男とAくんだけが、
幼稚園児のような

たどたどしい字を書いていて、
ああ、どこのクラスも2人くらい
グレーの子がいるものだと
聞いてたけど、
このクラスは、次男とAくんが、
グレーなのだと思ってました。

一年生の、2学期、3学期は

Aくんに成長がみられ、

字も、絵も上手になっていました。


小2になって、
Aくんは、授業中に反抗的な態度を
とるようになりました。


2学期に入ってからは、

クラスのみんなと同じ行動をとるのが、

難しくなってました。


3学期に入って、

廊下に掲示してあった、

みんなの絵と名前の字を見て、絶句。


Aくんの作品は、幼稚園児のように

なってました。


みんなは自分の名前を、

習った漢字を交えて

フルネームで書いているのに、


Aくんは、

幼稚園児のように、

下の名前だけ書いていて、

作品のコメント欄は、

空欄になってました。


何か、、、心理的なモノが

あるんじゃないかなぁ???


Aくんのお母さんとは

面識もありません。

どんな人なのか、

のび太のママタイプなのかどうかも

わかりません。


もしかしたら、

精一杯、適切な療育を受けていて

それでもこういう状態なのかもしれません。


私は、会って

コグトレを勧めるような、

あつかましい図々しい

お節介をする気も

さらさらないのだけれど、

あの絵を思い出す度に

気になってモヤモヤして

しまいます。


次男が小2の1学期に

担任の先生から

「通級」って言葉を言われました


そこまで酷くないでしょ?

担任も未熟なんじゃないの?

と、正直、思ってしまった私は、

教師やってる友だちに相談しました。


彼女からは、こんな返事が

かえってきました。


「納得いかない気持ちは、

良くわかるよ。

私だって、自分の子がもし、

そんなことを言われたら、

到底受け入れられないと思う。


でもね、小1は、学校に慣れるための

授業だけど、小2からは

お勉強になるから、

ついていけない子が、

確実に出てくるんだよ。


友だちだから、敢えて厳しい事

言うけどね、

担任が、そう言うってことは、

客観的に見て、

なんらかの支援が必要な

状態なんだよ。

その現実を、受け止めて

向き合える親であってほしい。

次男くんの為に。


我が子の現実を、認めたくなくて、

向き合えない親が

いるんだよ。

かわいそうなのは

子供なんだよ。

そういう親には、なって欲しくないんだよ。」


この言葉で、

おしりに火がついた私は、

怒涛の勢いで

関係各所に相談し、

やれることは、精一杯やって、

今に至ります。


運良く次男は、

普通学級で問題なく生活できる

ようになりました。


この本にも

彼ら(グレー故に、社会に適応できなかった子達)は、小2からつまづき、、、

って書いてありまして、


小2って大事な時期なんだと

思います。


Aくんも、

Aくんのママも、

もしかしたら、辛いのかもしれません。


担任の先生や、スクールカウンセラーの

先生も、気にかけている様子なので、

なんとか、

適切な療育を受けられたら

良いなって、

思います。