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ビブリオマニアの本棚

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今回は貴志祐介のゲーム小説「ダークゾーン」の感想を書きます。


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内容は、主人公とその他登場人物がとある島で、将棋のようなゲームをするというもので、この本はブックオフで見つけたのですが、内容が好みだったので、買いました。

ゲームの方は、将棋のルールや専門用語のようなモノが随所にあるうえに、文章が読みにくくて、読むのに苦労しました。物語本編より、断章の方が面白かったくらいです。

最後の最後で、実は全部夢だったというのがすごい嫌でした。今までのは何だったんだ、って話です。

あと、主人公が物凄い不憫だとも思いました。
○ 二十六歳になるまで必死になって、努力してきたにも関わらず、棋士になるという夢は叶わないまま。

○ 結婚の約束までしていたヒロインは、喧嘩をして、その後スグに事故で死んでしまう。

○ 好敵手であった奥本は自分で殺してしまう。

上の三つだけでも十分に悲惨なのですが、最終的に主人公は、死ぬまで覚めないであろう夢の中で、ヒロインと生き続ける為に戦い続ける事になります。

主人公がこんな悲惨な目に逢うのは、梓という女性の所為なのですが、この人には特に何も起こらないままでした。

もう少し、救いがあってもいいと思いました。