知人に傘をプレゼントしてみました。お誕生日だったので丈夫で畳むのが簡単なクニルプス の折り畳み傘です。喜んでもらえてなによりなのですが、私の折り畳み傘もガタがきているの自分のも買えば良かった。と今更ながらにため息ついています。
だって台風が近づいてきているようなのです。明日の朝に関東にも接近するようなので出勤する靴に困ります。革靴はダメだし・・・。何年も騒いでいる割りに購入に至らないレインブーツ、本当に買いに行かなくちゃ!!
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梨木 香歩著 (新潮文庫) 『春になったら苺を摘みに』
あらすじ:「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェスト夫人と、さまざまな人種や考え方の住人たちが暮らしていた。ウェスト夫人の強靭な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分に問い続けるー物語の生れる場所からの、著者初めてのエッセイ。 ジョーのこと/王様になったアダ/ボヴァリー夫人は誰?/子ども部屋/それぞれの戦争/夜行列車/クリスマス/トロントのリス/最近のウェスト夫人の手紙からー二〇〇一年末/五年後に |
好きな小説家のエッセイ。というか、そもそもエッセイ自体があまり好きではないのですが、三浦しをんさんのエッセイは別格。小説とは違う次元でいい具合にトチ狂っていて大好きです。
さらにこの本を読んで梨木さんのエッセイも大好きになりました。
梨木さんの小説はいつも優しい自然の恵みの雰囲気がとてもある作品が多いなぁ。と思っていたのですが、このエッセイを読んで納得。
作者が学生時代を英国で過ごした日々が綴られているのですが、「理解はできないが、受け容れる」というスタンスのウェスト夫人に始まり、ご近所のご夫人、下宿や旅先で知り合った様々な人種の人たちとの出会い、出来事、考え方。
そういう全ての日常に対して梨木さんは深く考え、日々を丁寧に生きています。
このエッセイ、書く人が一歩間違えれば全てが自慢話、鼻につく文章になってしまうでしょうが、梨木さんは穿った考えや斜に構えたようなところが一切なく、ただただ真正面から、ときにはにぎわいの端っこから真摯に出来事を捉えています。
このエッセイ読んで、ますます梨木さんが書く小説が好きになりました。まだ文庫になっている未読な小説もあるので、今日は本屋に寄って帰ろうと思います。
心がほんのり暖かくなるエッセイでした。
