新野 剛志  あぽやん | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

土日の小春日和は一体どこへ?本日雨。しかもちょっと雪もまじってるし!!
 土曜日は今度結婚する友人を祝ってきました!主役とは17時に東京駅に待ち合わせだったため、お昼に結婚祝いを購入予定をたてました。
 銀座和光前集合っていうなんともオサレな待ち合わせ場所!!休日の銀座は大通りが歩行者天国なのですっごく過ごしやすいです♪スキだな~銀座♪♪

 三越で御祝いを購入するところまでは本当に順調だったのですよ・・・でもその後休憩という名のランチをしちゃったのがいけなかった!!気づいたら16時半!歩ける距離なのに予定していたケーキも花束もまだ買ってなかったので電車に飛び乗る。
 東京駅の大丸まで走って、千疋屋でケーキを買い、花屋で花束を買ってギリギリセーーーフ。

 スケジュール管理がことごとく出来ないメンバーの集まりだったから危なかったわ。。あやうく主役に待ちぼうけ喰らわすところでした(^^;)


 金曜日に会社の近くの本屋さんで平積みされていましたよん♪

 羽田空港が近いからなのか、空港に関する本はスペース大きくとって売っていることが多い○○本屋。

 ハジメマシテの作家さん。”あぽやん”というなんともユルそうなタイトルに惹かれて購入してしまいました。
 空港違いといえども、会社からも近いし最近の旅行狂いもあってかなり身近な存在となった空港。そこで働いている人たちの様子が分かって楽しい一冊でした。

あぽやん 新野 剛志著 (春秋文庫) 『あぽやん』
 あらすじ:遠藤慶太は29歳。大航ツーリスト本社から成田空港所に「飛ばされて」きた。返り咲きを誓う遠藤だったが─パスポートの不所持、予約消滅といった旅客のトラブル解決に奮闘するうちに空港勤務のエキスパート「あぽやん」へと成長してゆく、個性豊かな同僚たちと仕事への情熱を爽やかに描いた空港物語。



 本社から若干29歳で飛ばされてきた遠藤慶太。お客様のトラブルを解決し、笑顔で飛び立てるように走り回る「あぽやん」奮闘記です。

 私は単純に空港勤務の人は直接空港に就職した人だと思っていたのですが、違うのですねぇ~。それにカウンターでにこやかに荷物やチケットの受け渡しをしてくれる方々もほとんどが派遣社員だったとは・・・あのいつ何時でも(本当に!早朝でも)にこやかに対応して送り出してくれている方々にはいつも頭が下がる思いです。

 「どんなことがあっても絶対にお客様には笑顔で安心してゲートをくぐっていただく!」という信念の元、あの広い空港内を走り回っている人が実際にいてくれるのだなぁと思うと次に旅立つときにはまた違った目で空港で働く方々を見ることになりそうです。

 クレーマーのお客さん、柄の悪いお客さん、数々のトラブルが毎日のように起こります。
 特に私がお気に入りなのは”ひらひらさん”という高齢のお客さん。息子と孫に会いたいがためにとる苦肉の策に空港従業員はあたたかく接してあげるエピソード(?)があるんですよ。それが最新のシステムチックで遠い存在に感じていた空港と読者の距離を一気に縮めてくれます。

 空港の内部が詳細に書かれているので正直「?」ということろもありますが、まるで社会見学しているようで面白い一冊でした♪♪